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体から体癖を見抜くセミナーのお知らせと体癖話まとめ(97)

体癖について、私ソシャフィアがTwitterでたまに「う〜ん、思いつかない…何をつぶやこう」と思って晴哉先生の本からそのままパクってツイートしている【体癖話】をまとめたシリーズ、第97弾!

今回も体癖ツイートにコメントをつけてお送りいたします。

相手の体癖を外見から見抜くのは、とても難しい…
一種にも見えるし、二種にも見えるし、四種にも九種にも見える人もいますよね。
七種かな?八種かな?
うーん分からない。
外見が似ている体癖の種も、割と多い。
何種か見抜くことができない…

それもそのはず。
体癖は外見から見抜くものではないからなのですね。

「外見の恰好から判断することは間違いのもと」(『体癖』野口晴哉著)

では、何から見抜けばいいのか?

「咄嗟に現れる動作のうらにこそ、その人の本来的な体質的な心が反映している」(同著)
「体を理解するためには、恰好より中身の動きを見るべきだ」(同著)

”咄嗟に現れる動作”と”中身の動き”に意識を向けるべきだと、晴哉先生は説いていらっしゃいます。

とはいえ、「三種は顔が丸い」とか「五種の体型の特色は逆三角形」というようなことも著作の中でたくさんおっしゃっております。
ということは、咄嗟に現れる動作=無意識の動作と、中身の動き=体構造に加えて、体型からも少しくらいは判断できる、ということですね。

無意識の動作は、歩いている様子や話をしている時の姿勢によく表れます。
街を歩いていると「あの人は左右型歩きだな」とか、「あのベンチに座っている人は背もたれがあるのに背筋がピンと伸びているな。上下型かな」とか、様々な発見がありますよね。
どの体癖がどんな無意識の動作をするのかを知っていれば、ある程度は見抜けるようになるでしょう。

体構造は、解剖学をちょっと知っていないと分からない。
六種は上胸背部、特に胸椎3番が後ろに出ている、とか言われても分からない。
三種の顔が丸いのは、側頭弓が外側に張り出しているから、とか言われても側頭弓がどこにあるのかが分からなければ、分からない。

体型は、着ている服によっても違って見えることはありますが、夏の暑い時などはみんな薄着になりますから見抜きやすいかもしれませんね。
逆に冬は見抜きづらい。
捻れ型の寸胴っぷりは見えなくなりますね。
体の形が見えないなら、いっそのことファッションから見抜く方法もアリですが、流行もありますもんね。

体癖を見抜くなら、無意識の動作、体構造、体型の「これだけは絶対に見て!」というポイントがあります。
ざっくりと見て予測を立てることもできますが、見るべきところを見る方が、よく当たる。
その基準を知っていさえすれば、あれこれ考えなくても良くなるのですね。

そんなわけで…
相手の体から体癖を見抜けるようになるためのオンラインセミナーを開催いたします!

体にプラスして(というより、これも体のことかな?)、相手の発する雰囲気から、体癖を見抜くヒントを見つける方法もやっていきます。

【内容】
・体癖を見抜く基準
・体癖を見抜くのに必要な解剖学
・体のどこがどうなっていると何種になるか?
・各種がよくやる無意識の動作、癖
・”気”を高めて相手の雰囲気から何種かを探る
・質疑応答


さらに!
セミナー終了後に、30分前後の”体癖相談会”を実施いたします。
「こんなことで悩んでいる」
「こういう人が近くにいるんだけど、どうしたらいい?」
「将来的にこういうことをしたいんだけど、アドバイスがほしい」
といったことがありましたら、セミナー終了後お残りいただければと思います。
(オマケですので、別途料金はかかりませんし、事前のご連絡も必要ありません)

セミナーの復習の録画データもお送りいたします。

以下、セミナーの詳細です。

○日時
12月21日(水)
20:00~22:00(体癖相談会にご参加の方は22:30前後まで)

○場所
Zoom
(決済された方のみにお知らせいたします)

○費用
6000円 →早割・3500円 ※12/11 23:59まで
(カード決済・銀行振り込み)

○募集最大人数
10名
(お顔出し任意)

○お申込み方法
LINE
以下をクリックして「体癖オンラインセミナー、参加!」とメッセージをください。
こちらから返信させていただきます。
(セミナーに関してのご質問も同LINEにてお受付いたします)

○その他
後日、ご参加者様限定のセミナーの復習用動画をお送りいたします。

募集はすでに始まっております。
あなたのご参加、お待ちしております!

「相手を見抜く自分は何種なのかな?」という方は、お体から確実に体癖を診断するソシャフィア体癖院へ(^^)/

というわけで、「今回のツイートは気合いが入っていないな〜」と見抜かれている(?)コメント付き【体癖話】をお楽しみください!  

群馬に整体院を開院して、15年。
ほぼこの技術だけでやってきました。

私が思うに、なのですが、整体には2種類あって、”部分調整”と”全体調整”というのがあるのです。

”調整”とは、言い換えれば”治療”のこと。
ですが、私は「自分が治している!」なんてこれっぽっちも思っていないし、自分は整体師(体を”整える”先生)であって治療家(体を”治す”先生)だとは思っていないし、体は整えて治癒の方向性さえ見出せば勝手に治る機能を持っていると整体師としては思うので、あえて”調整”と私は呼んでいます。

で、”部分調整”というのは、腰が痛かったら腰を調整する、首が痛かったら首を調整する、ということ。
”全体調整”は、腰が痛かったらその痛みの原因を内臓など他の体の部位から見つけて、その原因の部分を調整する、ということ。
あるいは、精神や”気”や栄養素などから、原因を見つけ出して調整すること。

体癖は整体師として活用すると、痛みや不調の原因を見つけるための技術で、ものすごく役に立ちます。
全体調整をするにはほぼ必須のスキルと言えるでしょう。
このことについてガチで書くと専門的になりすぎるので、あまり多くは書きませんが、「この体癖なら、この痛みや不調が出る」というのには法則があるのです。

ツイートにあるように、肩甲骨あたりの痛み(本当は胸椎四番〜胸椎六番あたりの肋横関節)なら三種の体癖によって出ていることが疑われ、右なら肝臓、左なら心臓の疲れによって出ていることが多いのです。
何もしていないのに膝に痛みが出るようなら、八種体癖によって出ていることが非常に多く、八種=泌尿器=腰椎三番=膝という法則があります。

身体均整法という整体術の十二種体型学も、同じように役に立ちます。
っていうか、野口整体(体癖)の野口晴哉先生と、身体均整法の亀井進先生は一時期一緒にやっていましたからね。
錐体外路系を扱う晴哉先生と、「そんなまだ解明されていないものは扱うべきでない!」という亀井先生の意見の衝突、理論や理念の違いによって袂を分かったと言われていますが…
たぶんあれですよ、どっちも振り切っていて私たちと違う次元に生きててお互いに性格がちょっとアレなのが原因で袂を分かったんじゃないかと私は思っています(笑)

ちなみに、「全体調整だから素晴らしい!部分調整はダメ!」ということはありません。
どちらにも得手不得手があります。

例えば、急性の痛み・不調で、人生で初めて出たものなら、部分調整の方が有効な場合が多いです。
が、人生の中で何度も繰り返していたり、慢性的に出ているものであれば、全体調整の方が効果が高い場合が多いでしょう。

最近では、全体調整の方を主としてやっている整体院は少なめですね。
「腰が痛いって言っているのに、なんで足首を回しているだけなの?」とか思われがちですからね(笑)
”やってもらっている感”が薄いのです。

部分調整なら、「あぁ、治療してもらっているな〜」という感覚もあるんですけどね。
整体を商売にするなら、部分調整の方がウケが良く、リピートも取りやすい。

整体は”満足感”と”問題解決”の両方があると、お客様も喜びますね。
私は問題解決の方ばかりをやってきて、「あ、満足感も大事なんだな」と気づいたのは、開院して何年も経ってからでした。
こんな自分でよく、15年も続けてこられたなと自分でも思いますよ(笑)

それでも、こんなふうにおっしゃってくださる方も♪(´ε` )

九種の「なんで?」はできるだけ早めに封じておいた方がいい。
頭で疑問に思うというよりは、体で疑問を感じるのです。
違和感を覚えるのですね。
その違和感は、「なんで?」を正確に答えない人に向けられることになるのです。

カウンセリングとはちょっと違うのですが…

ある心理技術を勉強したときに、なんでも「とにかくスキルをやって。やれば心が変化するから」という三種とか五種とか七種とかが強めの講師がいましてね。
ノリで授業を押し切るような。
馴れ馴れしく、受講生にいきなりタメ口を聞くような。

で、実際にスキルやってみたのですが、私個人としては変化を感じなかったものも数多くあり。
それでも、他の受講生たちは「すご〜い!変わった〜!」とか言っているし「私には合わなかったんだな」と思っていたのですね。

で、そういったことが積み重なって、その講師や技術に疑念を持つようになり、あるときにその講師に「なんでそのスキルは効果があるんですか?」と訊いてみたのです。
そしたら…

「そんなことを知ってどうするの?効いたんだからいいじゃん。君は電子レンジを使う時も『なんで食べ物が温まるんだろう?』って思うの?」と。

まぁ確かに、電子レンジを使う時はそんなことは思わないのですが…
その心理技術でお金をいただくなら、「なんで?」を知っておく必要がある。
その時は明確に「九種」というワードは出てこなかったのですが、疑問を持つ人もいるじゃないですか。
っていうか、スキル効いてねぇし。

そのことを言おうとしたのだけど、目をつけられたら嫌だなと思い、機転を利かせて「原理原則が分かっていれば、応用もできるのではないか、と思いまして」と答えました。

「は??まだこのスキルをマスターしてないのに、なんで応用のことを考えるの??」となじられ…

私は直感しました。
「あ、こいつ、そのスキルの原理とか構造を理解してねぇんだな」

で、次からは行かなくなったのです。
お金はもったいなかったけど。

一つの技術には、「なぜその方法でなければいけないのか?」という、原理、構造、理論、前提があります。
三種や五種や七種は、そういったことを気にしない人が多く見られるように思うのです。

私の心理学や心理技術の講師、カウンセラーの仲間内でも、「おい、九種にツッコミをもらったら、どう答えるつもりなんだ?」と心配になるくらい、技術の原理や理論を理解していない人がいます。
そしてそういう人は、割と多い。

ノリが良くて楽しくて人気がある三種や、自分の見せ方が異常にうまくて人気がある五種や、質問したら怒られそうだけど下手に出れば面倒を見てくれる七種に多い。
中には心理学なのになんでもスピリチュアルと繋げようとする六種も。
「この技術は、そういうものなんです」と真顔で言ってしまう二種も。

ただ、体癖各種のそういったところも一長一短かなとも思うのです。
例えば自分が九種だとして、受講生が三種の場合は、「なんで?」という原理や構造は、どうだっていい話。
三種の受講生は三種の講師の方がハマることも多いのです。
ノリで押し切った方が「この授業、楽しい!」としっかり学んでくれる場合も。
同じように、他の体癖も自分の体癖と一致した講師の方が良いのですね。

それでも、講座となると受講生の体癖を選べないことがほとんど。
一対一ではなく、一対複数人ですからね。

講師をやるなら、「その体癖が自分がどのように教えることによって、教える内容に納得するだろうか?」ということを念頭に置いておくと良いでしょうね。
私もそうしていきます!

擬態がデフォの四種。
ですが、慣れてくると本心をのぞかせて、ネガティブなことを言ったり、寄りかかってきたりもしますね。

とはいえ、それが一概に悪いこととは言えません。
身近な人間関係の中で四種がそうしてきた時は、自分のことを信頼している証。
安心している相手だからこそ、自分の中身を見せてくれるのですね。
愛おしいですね〜

ところが、かなり距離のある人間関係…例えば自分がお店の店員で四種がお客様の時…においても、寄りかかりすぎる面があります。
誤解を恐れずに言うなら、お客様根性を発揮する人も少なくない。
斜め上のクレームをくださることも…

おそらくは、自分が普段から人に合わせているものだから、「自分がお客様の時くらいは、相手が自分に合わせてくれたっていいでしょ!」という発想になるのでしょう。
いや、そういう発想になる以前に、無意識でそうなってしまう。

心理学講師として全国を駆け回っていた頃、「え?何それちょっと意味ワカラナイ」と思うようなクレームを聞いたことがありましてね。
あ、私がそのクレームをいただいたわけではないのですがね。

私は大手教育企業に依頼されて講師の仕事をいただいていており、受講生と私の間に、その企業の正社員であるマネージャーがいたんですよ。
そのマネージャーは営業も兼ねており、私の仕事を管理するだけでなく、受講生の窓口でもあったのです。

で、受講生が二人、講座の日程か何かのことで、そのマネージャーに補講の相談に行ったのですね。
仮に、二種受講生と四種受講生と名づけましょう。
主に用事があったのは二種受講生の方で、四種受講生の方はおそらく「ちょっと一緒に来てくれない?」とでも言って付いてきてもらったのでしょう。
仲良しだったし。

そのマネージャーは、話しているのが二種の方だったものだから、二種の方を見て話していたのです。
マネージャーはちょっと九種っ気が濃く、九種性ゆえに人をガン見して話す癖があったのですね。

それが、マズかった。

「ねぇトレーナー(ソシャフィア)、ボク、四種受講生さんからメールでクレームもらっちゃったんですよ。
なんかね、二種さんと四種さんがボクに相談しに来たときに、ボクが二種さんの方ばっかり見て、四種さんの方を見なかったのが気に障ったんですって。
トレーナーから見て、四種さんってそういうところあるんですか?
なんか、本社にまで話が行っちゃって…」

見て話さなかっただけで、クレーム…
その話を聞いた時、意味が分からなすぎて「ごめん、もう一回言って?」と言いましたよ(笑)
しかも、本社…
明確な悪意…

もちろん、すべての四種が見なかっただけでクレームを言うわけではありませんよね。
ストロークがあれば絶対にしないし、低潮していなければそこまではしないでしょう。
これはかなり端的な例ではありますね。
四種受講生、一種と八種も混じっていた印象がありますし。

ただ、その話を聞いたときに「あぁ…」と思うフシはあったのです。
私も整体師向けのコンサルティングをしたときに、診断はしていないけど明らかに四種だな、という人からクレームをいただいたことがありますからね。
しかも、同じようにメールで。

四種のクレームというのは、だいたいが「傷つきました!」というクレームなのです。
そしてその場で言うのではなく、後でメールで言うのです。
さらに、こちらにどうして欲しいのか?という要望がないから、どう対応していいのか分からないことも少なくない。

すごく穿った目で見るなら…
自分のご機嫌を他人にとってもらおうとしているのですね。
なんでも人のせいにするところがあり、自分のご機嫌が悪いのも人のせいにするところがあるわけです。

な〜んて言ったら、四種の人からクレームが来ちゃうかな(笑)

どの体癖も最高でサイテー。
四種のサイテーの部分はそういった部分なだけで、他の体癖には他のサイテーがありますね。

八種って、他の体癖からするとかなり理解し難いようですね〜
特に三種強めの人には、全く分からないらしい。

「すごいね!」と褒めたら「別に」とか、もっと酷いのだと「上から言ってんじゃねぇよ」とか言ったりしますもんね。
「これはこうだよね〜」とか言えば、「いや、それはそれで…」と「いや」から返してくるし。
独特な人を「おい!あいつ見ろよ!www」とせせら笑ったり、うまくいっている人を「でもあいつってこれこれこういう悪いところがあるよね〜」と引きずり下そうとするし。
すいません、全部私のことです(笑)

それもこれも、闘争心と劣等感。
そういう感受性が働くような体構造というだけなのですよね。

八種として、自覚のない八種ほど厄介なものはない。
まぁどの体癖も自覚がなければ厄介なのですが、八種は特に。
自分が八種だから八種のことがよく分かりますが、自分が三種だとしたら、本当に八種のことは分からないと思うのです。

同じように、八種の私は他の体癖の皆さんのことをよく分かっていないのかもしれないな、と思うのです。
その奥にある気持ちが、分からない。

お話を聞いて「きっとこんな気持ちなんだろうな」と洞察するしかない。
ひょっとすると、その中にも自分が感じたことがない気持ちや感情というものも、世の中にはあるのかもしれない。

そこで、心理学。
他の体癖の心の流れを追っていくのに、主観で心から共感することはできなかったとしても、心理学の理論を補助的に活用することで、頭では理解することができるようになったのではないかな?と自分では思うのです。

人は、人の気持ちが分からない。
自分はその人ではないのだから。
それでも、分かろうとすることがお互いのために大切なのではないでしょうか。

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