こどものたいへき、親の体癖
「うちの幼稚園に行っている子が九種なんですけど、どうやって育てたらいいですか?」
そんなご相談をときどき受けます。
「あまり親の言い分を強制しないように、好きなことを飽きるまで集中させてやらせて、伸び伸びとお育てになったらよいのではないでしょうか。」
なんてお応えすることが多いのですが…
正直この回答はあまり自信がない。
なぜなら、本当に九種であるのかが分からないし、幼児期はどの子供でも九種っぽいところがあるからです。
遊びに夢中になって、トイレに行くことすら忘れて、そのまま…ということも、しばしば聞く話です。
それでもまぁ、相談者本人が「うちの子は九種」と言うわけですから、こちらもその子は九種であるという前提でお話を聞くのですけどね。
心のどこかでは「九種ではないのかもしれないな」と思いながら、ですが。
それにしても確かに、九種でない育成者に、九種の子供の気持ちはよく分からないでしょう。
が、それはどの体癖でも同じこと。
二種の子供の気持ちを、七種の親が分かるかと言ったら、疑問ですね。
それよりもはるかに重要なのが、ご相談者である、親の体癖。
様々な人のお話を聞いていると、”子供の体癖の違いによって育ち方が変わる”というよりも、”親の体癖によって子供が育っていく方向に大きな違いが出てくる”という面の方が強いように思われます。
ですので、子供に対しての扱い方を考える前に、まずは「子供をどういう方向に育てたらいいか?そのために自分の種の良くない部分がはたらくとすれば、どんなことか?」ということを視野に入れておく必要があるかもしれません。
そうだとするならば、子供の体癖を見ていくより、育てる親自身の体癖を追っていった方がはるかに役に立つのではないかと思うのです。
感情的に子供を叱りつけたり、心配しすぎて子供のやること成すことに修正を加えようとしたり、何でも「かわいそう」と思ったりするのには、やはり親の体癖がはたらいています。
たとえ我が子であったとしても、人を操ることはできませんね。
コントロールできるのは自分自身だけ。
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