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税優遇で得するのは誰?

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:もう一個聞きたいことがあるんやけど、この解釈によって、めちゃ簡単に聞くと悪用できんのか。悪用というか、誰かが得するようになるのか気になるな。

:三木谷さんはよだれ垂らしてそうだよね。

:やっぱそうなんかな。これは補強云々に関係ないって言っていいんかな?

:関係なくはないけど、影響がどの程度かはわかんない。けど影響はあると思う。

:あるんや。選手にどれくらい金かけれるかとかさ、グレーなやり方じゃなくて綺麗にかけれるかとかあるやん。そういうのがこれでラッキーって思ってる人はいるんかなと思って。

:クラブ側からアプローチできるかはわかんないけど、親会社からお金を出すときの名目として、例えば三木谷さんがさ、三木谷さんが意思決定するかわかんないけど、三木谷さんがヴィッセルにお金を入れるってなった時に、会社とか株主総会で指摘されるわけじゃん。そん時にうまく説明できなかった部分の1個理由ができた、「広告費として損金算入されます」っていう。個人的には出資する側の大義名分が一つできたのが大きいと思う。

:実際にこういう意図を持ってというよりは、もしもお金を投入しなければいけなくなった時に、いいわけじゃないけど面目が立ちますねって感じやな。なるほど。

:オリンピックとかでスポンサーやってる会社あるけど、ああいうとこのスポンサーの意思決定をした人たちのインタビューを見ると、社内の人たちへの説明がすごく大変らしい。だからそこの影響はあると思う。
 ただ金額ベースで見た時に、影響があるかはわかんない。会社の規模によるなって感じ。実際に今回の税優遇で得する額がそこまで大きいかどうかは微妙。

コメント:お金関連はめっちゃ疎いんですが、クラブ側がスポンサー側へ上手く交渉出来る武器を得た認識で良いんですかね?

:クラブ側がスポンサーに交渉できるかって言うのは、ここ僕もよくわかんないんですよね。大前提としてクラブとスポンサーの関係っていろいろあるんで。でも親会社からお金を引き出すいい理由にはなるんで、武器の一つではあると思います。
 大事なのは、これは新型コロナの特例ではなくて今後も続く解釈ということなので、これを利用する人は出てくるんだろうなと。それこそ親会社になるハードルは下がったのかな?

:リスクは減ったかもね。
 なるほど。多少わかりました。僕が1番関心があったのは、この解釈でズルがでるのかというところなので。

:そこはやっぱ、懸念はあるよね。マネーゲームを加速させるっていう。

:それに関しては今始まったことではないから。

:方向性としてはあったけど、加速させる。

:朝日新聞でさ、コロナの連載があんねん。それで有名な人にコロナの影響を聞いていくみたいなのがあって。エマニュエルトッドのが載ってて。その中で、新型コロナウイルスは元々あった差別をさらに可視化したり加速してるだけや、これのせいで(差別が)起こったんちゃうって書いてあって。全部一緒やなと思って。
 この判断もさ、もちろんこのコロナに乗っかった形でリーグにとっては得する解釈になったけど、もうちょっと大きい流れで見たら、DAZNが入ってきた時に護送船団から競争の方にいきましょう、っていう話があった中の大きな流れの一つなんやな、って感じで考えてる。

:いきなりポっと変わったわけじゃないよね。

:そういう流れみたいなんはあったんやろなって。

コメント:あとは親会社の大小や有無で差がついてくるんでしょうかね…

:多分そうで、格差の影響がより大きくなっていく。資本主義みたいな感じだけど、単純に言ったらそう。

:ますますそうなっていく。

:サガン鳥栖とか大丈夫かな、親会社いないけど。あそこに親会社がつくとかいう流れにならないかな、なりそうだけどな。

:これが通ったことによって?

:ちょっと後押し程度だけどね。

:そういうポジティブな影響が出れば、より周知されていくっていうか目に見えてわかったねってなるのは、一個いいことかもしれへんけどな。クラブが存続するかどうか、まあそこまで大きな話になってるのかはわかれへんけど、ポジティブになるのかもしれないですね。

:(今回の話は)あくまで親会社の話なんで、親子関係のないスポンサーは別な話です、というか今回の話からは外れてます。そこは気をつけなきゃいけない。

:なってほしいですね、ポジティブに。

:他のスポーツにも広がってくれるといいね。

:むしろJリーグも、これが全てのスポーツにって話になったけど、野球と比べたら、もちろんプロ野球の方が年季も入ってるし規模も大きいけど、スポーツ全般で見たらJリーグも大きい方だから。Jリーグ以外の他のスポーツにもポジティブな影響が起こればいいっすね。

:起こしましょう、クラブを買い取れるお金はないですけど。

トークテーマ「投げ銭」に続きます。

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