さかろぐ

さかろぐ

最近の記事

税優遇で得するのは誰?

配信はこちらから聞くことができます↑ 前回の記事からの続きになってます↓ 邨:もう一個聞きたいことがあるんやけど、この解釈によって、めちゃ簡単に聞くと悪用できんのか。悪用というか、誰かが得するようになるのか気になるな。 六:三木谷さんはよだれ垂らしてそうだよね。 邨:やっぱそうなんかな。これは補強云々に関係ないって言っていいんかな? 六:関係なくはないけど、影響がどの程度かはわかんない。けど影響はあると思う。 邨:あるんや。選手にどれくらい金かけれるかとかさ、グレー

    • Jリーグにも認められた親会社の「税優遇」

      取り上げた記事はこちらです↑ 配信アーカイブはこちらから聴けます↓ 六:まずはJリーグクラブ親会社の税優遇の話です。テーマ的にはニッチな気がしますけど、この記事読んだ人いますかね。俺はこういう話大好きすぎるけど。 邨:どうなんやろ。 六:きっといま聴いてくれてる人は興味示してくれると思ってます、視聴者層的に。 邨:どういう内容か聞いていいですか、めちゃ簡単に。 六:めちゃ簡単にいうと、邨田くんが上げた記事の冒頭にある「プロ野球とJリーグが同じ扱いになった大きな意味」

      • クラブの雇用関係や国の税収にまで広がる #さかろぐ #2020apr16

        配信はこちらから聴けます↑ 前回の記事はこちら↓ 給与削減か、選手による寄付か六:さらにこの話をややこしくしてるのが、選手の減給が国の税収に影響を及ぼすという点ですね。 邨: それはまじでややこしい。 六: あれ見た瞬間もうわかんなくなった。 邨: 選手の立場からしたら、契約通り受け取った上で自分たちで還元します、っていう考え方と、自分たちの収入が減ることによって税収が減ってしまいますっていう二つの言い分があって、パワーバランスとしては微妙な話やんね。  でもこの契約

        • クラブ発表の意図と、選手にとっての給与削減 #さかろぐ #2020apr16

          配信はこちらから聴けます↑ 前回の記事はこちら↓ クラブの発表意図を考える六:一方でクラブ経営者側でも考えてみたい。僕が思ったのは2つ、一つがそもそも制度利用以外も考えていたんじゃないかなと思います。この一時帰休制度以外も多分考えていたんじゃないかなと。 リヴァプールは最初の発表の中では「スタッフを休ませます」「スタッフの給料は100%払われます」しか言ってなくて、100%払われるための手段は他の可能性を示唆しています。ただ今の状況だと、方法は政府の支一時帰休制度を使うこと

        税優遇で得するのは誰?

          サポーター組合とクラブの関係 #さかろぐ #2020apr16

          配信はこちらから聴けます↑ 前回の記事はこちら↓ サポーター組合の役割とクラブとの関係六:ここまでがサポーターがなんで批判したのかって話。他にサポーター目線で言うと、この辺は邨田くんの関心に近いのかなとも思うんだけど、サポーター組合が一つ大きな役割を果たしたと思う。というのもSOS(Spirit Of Shankly)がCEOにメール送ってるのがきっかけだし、撤回のコメントの中にもSOSに触れているので。逆にこういう組合がなかったら反対は示せなかったのかなって思った。 日本

          サポーター組合とクラブの関係 #さかろぐ #2020apr16

          リヴァプールサポーターは一時帰休制度利用になぜ反対したのか #さかろぐ #2020apr16

          参考記事はこちら↑ 配信はこちらから聴けます↓ リヴァプールの一時帰休制度利用による騒動六: リヴァプールの話はいろんな話ができちゃうから大変なんだけど…。 邨:配信の台本があるんですけど、話が多岐に渡ってて、これはパンクするなって感じ。 六: マジでパンクしそう。論点出すだけ出したら散らかってしまった。  というわけでリヴァプールが一時帰休制度、一時休暇制度とかJob Retension Schemeとか言うんですけど、そういう制度を利用することを発表したらいろんな騒

          リヴァプールサポーターは一時帰休制度利用になぜ反対したのか #さかろぐ #2020apr16

          4つの視点から見る、リヴァプール一時帰休制度利用の騒動

          配信はこちら↑ リヴァプールの一時帰休制度利用による騒動について話しました 4月16日のさかろぐ配信の中でリヴァプールの一時帰休制度利用による騒動を取り上げました。例のごとく配信の書き起こしは上げていきますが、一足先に配信の概要をまとめました。  この騒動についてはこちらの記事にまとめられてます。一連の出来事はサポーター視点で語られることが多いように感じますが、実際には複数の関係者がいるため、それぞれで異なる見方があります。そうした様々な視点からこの出来事を見たら…?とい

          4つの視点から見る、リヴァプール一時帰休制度利用の騒動

          歴史のアーカイブ、どう残す? #さかろぐ #2020Apr16

          4月16日の「さかろぐ」第5回より、「アーカイブをどう残すか」についてサッカーの事例から考えました。配信アーカイブはこちら↓ 六:今回テーマとしてもってきたひとつがアーカイブってところですね。専門用語ではあるんですが、簡単に説明すると記録を残していくこと、それを未来につなげていくことがアーカイブのもつ意味だと思うんですけど、なんでこの話をしようと思ったのかのきっかけが2つあって、ひとつは竹内さんが書かれた、新型コロナに対するJリーグの対応をまとめた記事ですね。読まれた方も多

          歴史のアーカイブ、どう残す? #さかろぐ #2020Apr16

          ガンバ=攻撃的?鹿島らしさって? #さかろぐ #2020apr02

          ↑4月2日の「さかろぐ」第4回配信はこちら。配信から『サッカー13の視点 13人の研究者によるアカデミックサッカー講義』の「サッカーと集合的アイデンティティ」について、こちらは文字起こしの後半です。前半はこちら↓ ガンバ=攻撃的? 邨:まずもうちょいわかりやすくするために、ガンバの例を出します。もともとこれを読んだのは大学3年のときで、『花火とロバ』って論文なんですけど、プレースタイルだけじゃなくナポリのマスコットの話なんかも書いてるんやけど、卒論でこれでガンバの話をでき

          ガンバ=攻撃的?鹿島らしさって? #さかろぐ #2020apr02

          サッカーと集合的アイデンティティとは #さかろぐ #2020apr02

          ↑4月2日の「さかろぐ」第4回配信はこちら。配信から『サッカー13の視点 13人の研究者によるアカデミックサッカー講義』の「サッカーと集合的アイデンティティ」について、こちらは文字起こしの前半です。 「頑張れ、ニッポン」と「We are REDS」邨:僕が扱うのは第4章と第5章で、4章の有元さんと5章の山本さんが扱うのは2人とも共通のテーマについてです。理論として共通ですので、一緒くたにして話していきたいと思います。 六:山本敦久さんの方ですね。 邨:ぼくのスライドは小

          サッカーと集合的アイデンティティとは #さかろぐ #2020apr02

          スポーツにおける負けをどう語るか #さかろぐ #2020apr02

          配信はこちらから聴けます↑ 前回の記事はこちら↓ 負けをポジティブに語る機能六:あとここで喋っておきたいのが、そもそも世間は感動を求めてるのかっていうところで。どうなんかなと思って色々文献を漁ってたら面白い論文があって、宮澤武さんが書いた「スポーツにおける負けの語られ方」。 何を言ってるかというと、そもそも勝負事でいうと負けってネガティブ、マイナスなことなんだけど、いざ報道するときには負けをプラスの価値として、ポジティブに報道する場合があるよね、っていう。 邨:ありますね

          スポーツにおける負けをどう語るか #さかろぐ #2020apr02

          スポーツメディアが盛り上げ役になる理由 #さかろぐ #2020apr02

          配信はこちらから聴けます↑ 前回の記事はこちら↓ どうして盛り上げ役になるのか六:ここからは邨田くんと話したいんだけど、基本的には落合さんの問題提起を引き継いで話したいと思っていて、なので「スポーツメディアは盛り上げ役か?」「感動伝達装置か?」という問題提起について。 論点として落合さんの二つの問いを挙げたんですけど、そもそも問いの立て方が上手くないなというのが率直な感想(笑)。AはBでいいのかどうか?っていうのが発展しない問い方だなって。そういう問いを立てちゃうと結局はバ

          スポーツメディアが盛り上げ役になる理由 #さかろぐ #2020apr02

          スポーツメディアの役割への疑問 #さかろぐ #2020apr02

          4月2日の配信アーカイブはこちら↑ 本配信の内容と進め方邨:今日の配信は先月の25日頃に発売された『サッカー13の視点 13人の研究者によるアカデミックサッカー講義』という本を使います。この本は13人の方がそれぞれの視点からサッカーを語るという体裁をとってる本です。上智大学の講義を書籍化したものらしいです。  それぞれ論点は重なってる部分もあれば、異なる話も載ってるんですが、今回全部を2時間の配信で喋るのは難しいので、1~13のうち4、5、7章を扱います。自分たち二人は買っ

          スポーツメディアの役割への疑問 #さかろぐ #2020apr02

          リーグ延期で変わる移籍、クラブ強化 #さかろぐ #2020Mar19

          3月19日の「さかろぐ」第3回より、新型コロナウイルスによるリーグ延期の影響についての文字起こし(前半)です。 邨:今回も新型コロナの話をしないといけないけど。何が一番大きなニュースやったんやろ。田嶋さんが感染したって話なのかな。 六:それも大きいけど、きょうの降格なしの話もより大きいって感じがするよ。 邨:降格なしね。 六:あれは影響は大きいんじゃない。個人的には面白そうでワクワクしているけど。 邨:どう変わるかね実際。 六:チャレンジできるようになるんじゃない

          リーグ延期で変わる移籍、クラブ強化 #さかろぐ #2020Mar19

          幅広い年代が所属するサッカークラブがもつコミュニティ特性 #さかろぐ #2020mar19

          ↑部活パート前編はこちら。 ↓配信アーカイブはこちら。 六:サッカーをやるって時に、プロを頂点としたピラミッドを描くんだろうな。(だから)サッカーを途中で趣味に変えた人たちは諦めたと捉えられちゃう。ピラミッドじゃない見方とか価値観を作り出さないと、生涯スポーツにしにくそう。 邨:さっきの話ちゃう?サッカーが社会の中でって言う(※ラジオ前半で触れた社会におけるサッカークラブの話のこと。こちらの書き起こしは後日アップ予定)。 六:どうなんだろ。ドイツだと幼稚園からおじいちゃんま

          幅広い年代が所属するサッカークラブがもつコミュニティ特性 #さかろぐ #2020mar19

          苦しさとプロの入り口としての部活の先に #さかろぐ#2020mar19

           さかろぐラジオは早くも第3回を終え、ツイキャスもnoteでの書き起こしも多くの方々に見ていただいき、ただただ感謝です。今後ともよろしくお願いします!  さて第3回は新型コロナ関連(特に欧州)と部活動、そして最後ちょこっと書籍紹介でお送りしました。新型コロナパートではクロップの言葉から考えるサッカーやクラブの存在意義、また部活動パートではサッカーを続けるコミュニティや生涯スポーツとしての可能性について喋りました。  興味のあるところだけつまみ食いしてください。ではどうぞ!

          苦しさとプロの入り口としての部活の先に #さかろぐ#2020mar19