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2024/10/05 プレミアリーグ第7節 リバプールvsクリスタル・パレス 役割と責任

だいぶ日が経ってしまいましたが、先日行われたこの試合。
リバプールの遠藤、パレスの鎌田という日本人対決がプレミアで実現。
リバプールはフォレストに敗れたものの、その後は勝ちを積み重ねる。
対するパレスは開幕から未勝利が続く状況。
対照的な両チームが相まみえる1戦。

まずは両チームのスタメン。

リバプールはディアス、ソボスライ、ツィミカスがベンチになる以外は基本一緒。
パレスは3バックに変更をしてきた。

ホームのパレスは、前半早々に高い位置で奪ってから、アーセナルから移籍のエンケティアがゴールを奪うもオフサイド。
ホームチームは奪ってからのカウンターを狙いたいという意図がうかがえる。

そんな中リバプールは前半8分、
今日左サイドバックで起用されたツィミカスのスルーパスに抜けたガクポがクロスを入れて、中でジョタが合わせて先制。
パレスは5-4でブロック作ってるのにラインがバラバラで、スルーパス出された時も統制が取れていなかった。

リバプールはその後も相手が守備ブロックを敷いてもライン間で様々な選手が受けて、攻撃をスムーズに進めているように見えた。

今日起用されたツィミカスもファンダイクに怒られてるシーンが見えるが、中寄りのポジションでビルドアップに関われるのも良い。

パレスは17分に、右WBで起用されたムニョスが負傷交代でクラインが投入。

パレスはシステムや配置変更がまだしっくり来ていないのか、前半は厳しい戦いが続く。
カウンター狙うのはいいが、奪う位置が低く、リバプールが逆にプレスなど圧をかけてくるのに対応ができていない。

そのリバプールは29分、アーノルドのミドルシュートはGKにはじかれる
リバプールとしては内容がいいだけにもう1点とっておきたいところ。

なかなか好機を作れないパレスだったが、前半終了間際にスルーパスからサールがシュートを放つもGKがセーブ。

前半はこのまま1-0で終了。

後半は、HTにリバプールがマクアリスターに代えてソボスライ。
マクアリスターは負傷によるもののようだ。
リバプールは4-3-3のような形に見える。
フラフェンベルフがアンカー気味で、ジョーンズとソボスライがインサイドハーフの立ち位置か。

後半になるとややパレスが攻勢を強めてくる。
60分に、左WBのミッチェル、ボランチのウォートンを交代し、
ボランチのヒューズとFWのマテタを投入。
サールが右WBのポジションに変更。

この交代から流れが徐々に傾き始める。
63分には高い位置で奪ってのエンケティアのシュート
70分にはエゼが強烈なシュートを放つがアリソンがセーブ。
ヒューズの投入で奪ってからの展開がスムーズに進み始めた。
奪ってから早めに前に当てることで攻撃のテンポがよくなった。

リバプールは72分、サラー → ディアスへ交代。

その後ボールをクリアしたアリソンだったが、その際に右太ももを肉離れしたのかプレーが続行不可能に。
79分に、アリソン → ヤロシュ 
ツィミカス → ロバートソンへ交代。
この試合は2ndGKのケレハーも体調不良で不在であったため、急遽第3GKであるヤロシュに出番が回ってきた。
これがリーグ戦は初出場。
初出場だけにどんなプレーかとみていたが、落ち着いて試合には入っているようには見えた。

そして88分、両チームのベンチが動く。
リバプールはカーティスに代えて遠藤
パレスはチャロバーに代えて鎌田を投入。
同じタイミングで日本人が起用される。

この短い時間の中で仕事をしたのが遠藤で、
ややパレスに押されていた後半の中で、遠藤は持ち味である高い位置でのボール奪取、プレスを見せることでパレスの攻撃を止めていた。
対する鎌田はボールに触ってリズムをつかむようなプレイヤーだけに短い時間ではなかなかアピールが難しいところ。

このまま試合は終了し、リバプールが勝利。
パレスは後半立て直したが結果にはつながらず。
リバプールは連戦が続く影響か選手のコンディションは気になるところ。
アリソン、マクアリスターが怪我になってしまったことも気がかり。

ハイライト

遠藤が出場機会がないことで、冷遇されているという記事を目の当たりにするが、それでも本人は短い出場時間の中で、自分の役割を果たしチームに貢献しているようには見えた。
スロットになってからボランチに求められるものが、相手を剥がして、前線に持ち運べたり、チャンスクリエイトする部分が求められているので、その点ではフラフェンベルフやマクアリスターの方が分がある。
遠藤は当面はカップ戦や守備固めのような起用にはなるかもしれないが、
それでも出場となれば役割を果たしてもらいたいところだ。

リバプールはこれで首位をキープ。
代表ウィークによる中断をはさむ形にはなるが、
次はチェルシーと対戦。
チェルシーは元イタリア代表で、去年はレスターを昇格に導いたマレスカが監督に就任し、選手を多く抱える中で、自分のサッカーにハマる選手を起用し、4位と一定の結果を得ている。
リバプールはこれまで昨年中・下位のチームとの戦いがほとんどだったが、この中断開け以降が真価が問われる形になりそうだ。

対するパレスは、開幕から7戦勝ちなし。
昨年就任しチームを立て直したグラスナー監督の風向きも変わってきそうな感はあるが、後半見せたようなサッカーを見せてくれれば可能性は感じるチームである。
次がフォレストと対戦になるが、勝利となるだろうか。
鎌田も新しいチームで力を発揮できていないのが現状で、ボランチなのか、シャドーなのか起用するポジションも悩ましいところ。
個人的には2シャドーでエゼと並んでほしいかな。

以上です。
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