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人の陰口をたたく採用担当の部長って…

営業部長から謎に異動してきて、俺の上司になった担当部長

7年前、総務部長が定年を数年後を迎えるというタイミングで、営業部長だったM部長が総務部へ異動になって、私の上司となった。

当時、総務部長が定年を迎えれば、課長を拝命していた俺が部長に昇進できると思っていたタイミングでの急な異動人事で驚いたのを覚えている。これは、当時、本部長や副本部長の執行役員、そして総務部長が私のことをあまり良く思っていなかった背景から、私を部長に昇進させないために、営業部長から総務部の担当部長にM部長を異動させたんだと思った。さらにこれはのちに聞こえてきた噂話ですが、営業部門の人たちから、営業部長としては役不足ということで、左遷のような形で総務へ異動だという話が出てきた。

しかし、本業においては、私の身勝手な憶測や、社内の噂話など気にせず、特に採用活動では、自分の仕事に集中していた。

採用活動においては、大学訪問をして教授やキャリアセンターに定期的に訪問して、学生動向を聞きながら、学内での合同企業説明会の参加や個別企業説明会等の開催をさせて頂きながら、求人WEBサイトに頼らず、募集してもらう学生を自分たちで集めてくるというのを泥臭くやっている会社です。営業出身だからという理由で、本部長が大学周りはM部長とわっき~課長で行くように!という指示で一緒に動いていた。

私は前任の採用担当取締役に同行して頂いた時に、基本的に出張時は経費を掛けずに行くように指導をされていました。ですので、教授やキャリアセンターのアポイントも基本的に30分刻み45分間隔で一日5人とか6人のアポをぶち込んでいきます。朝一の飛行機や新幹線で行って、最終とかで自宅まで帰れるならば、宿泊無しの弾丸ツアーでの出張が当たり前でした。
宿泊が必要な場合も、前泊か後泊のどちらかで2日間。しかも後泊になった場合には、帰りは朝一でいける飛行機や新幹線で基本は帰りたい人間です。

最初は、私のやり方に付き合っていた担当部長のMですが、総務に移動してきて2年目になると、私が大学への出張を入れたタイミングで、別の大学に出張をするようになりました。しかもM部長は北海道、仙台、宇都宮にある大学を中心に出張をするようになりました。それ以外の大学を私が担当するみたいな感じになっていました。あまり何も考えずに、自分の任された大学でしっかりと仕事をしていたある日。

元々いた総務部長から朝一で会議室へ呼び出されました。
「わっき~課長の説明じゃ、会社のことが分からなくて学生さんが困惑していてこっちとしても困るんだよ!って、M部長が○○大学のA先生から言われたそうだよ!知ってる?」(それ!初耳~!笑)
「いいえ。聞いてません!」と答えたら、「そりゃ、そうだよ!○○大学のA先生って言ったら、スゴイ厚意にしてくれた先生じゃん!その先生からM部長に言いづらいんだけど、、、って言われたんだってよ。だから、わっき~課長には会社説明会ではちゃんと会社のアピールをしろ!個人的な話はするな!って言い続けてきたんだよ!」と、怒られた。そして総務部長から驚愕の一言が発せられた
「A先生がもうわっき~課長は呼ばないでくれ!って言ってるって!」

はぁ~?!何それ???

A先生は、本当に私のことを非常に厚意にして頂いていた先生で、毎回訪問するたびに連絡をください。と言って頂き、就職担当教諭から外れても、必ず時間を作って会って頂いた先生です。
その先生が俺のことをそんな風にいうか??って思ったが、A先生に俺から連絡をするようなことをして、もしM部長が嘘をついていたとしたら、それこそ会社全体の評判が下がることになるから、俺から事実確認はできない。

M部長は、そこまで考えて、敢えて○○大学のA先生から言われた!と言ったんだというのは、のちに分かる。

俺との出張が面白くなかっただけ?
強行日程がつらかっただけ?

それ以降、M部長は工場の総務部長や採用担当を連れて地方大学に出張するようになった。その途端、日帰りもしくは1泊だった大学への出張が、1泊2日、もしくは2泊3日への変わったんです。しかも、同行した工場総務部長や採用担当は1日だけ同行がほとんどです。おかしくないですか?!
まじでカラ出張してるじゃん!っていうのは明白ですよ。しかも、最近判明したのは、数年前から導入した名刺管理システムのおかげで、アポイントを取ってあった先生が見れてしまうということをM部長は分かってないのか?
2泊3日で合同企業説明会に1日参加して、2日間先生たちにご挨拶!って言っておいて、交換した名刺が1枚、2枚とかあり得ますか??
(一応会社のルールでは採用に関しては何度会った先生であっても名刺は貰ってこい!というルールになっています。笑)
それは、採用活動で大学に行って大変な思いをしているのを社内の他の部署の人たちにも分かってもらうため!っていうことで決まっているんです。

そこを総務部長がM部長に一度つっこんだがある。その時のM部長の言い訳が『えっ?あっそうでしたっけ?営業でそんな二度目に会って名刺交換なんてしないんで。すいません。』だって。
いやいや待て待て。そんなの採用だって一緒だわ。でも、それを先生に頼み込んで、名刺交換をして貰って来たんだよ‼️

まあ、私はお酒も飲まないので、夜のお付き合いも基本的に面白くない?さらには移動の時間は何時もぎりぎり。昼食はいつも牛丼屋とか学食でさっさと済ませるようなアポイントの取り方をしていますから、もう50代後半の部長には大変なのかもしれませんが、貴方の前任の採用担当取締役はもう65歳とかでしたけど、私の作ったスケジュールに文句を言わずについて来てくれてましたけどね…。どういうことなんですかね??

本人に直接言うならまだしも陰で悪口を言う人間が採用担当の部長かよ?!

私もここで暴露しちゃって同じだと言われますが、まぁヒドいですよ。私のことではありませんでしたが、新入社員とかのことを簡単に「アイツはダメっすね」とか言うことが多すぎて、本人に言ったこともあります。

ホントに学生のこと、見てますか?
採用する学生のこと、真剣に考えてますか?
入社してくれた新入社員のこと想ってますか?
彼らの将来をちゃんと考えてますか?
中堅社員になって辞めないようにするため
会社はどうあるべきか?考えてますか?

っていう話をしたら『そんな、重いこと考えられない』と、俺に本音を漏らしたわ。

それから、俺に部長として面と向かって、指示できなくなっちゃったみたいですけどね。笑
仕事の指示が全部メールです。すぐそばに座っているのに。何なんだよ‼️マヂで老害だな。

ただ、俺にそんな老害部長を辞めさせる権力なんかない。なんせ、老害部長はとにかくヒラメだ。上のことしか見てない。上に取り繕う能力は天才的だ。悪い報告は、絶対本人から直接本部長には上げない。手柄になる案件は真っ先に本部長や社長へ率先して報告に行く。
下からすれば、ホントにグズな上司だ。そりゃ、こんなことしていたら、営業部長としては使えないと言われて当然だろう。

こんな昭和の化石のような採用担当部長に若い人たちが絶望感を味合わないためにも、出来るだけ学生と直接会わせないようにして、入社が決まったあとのフォローや入社してからのフォローも俺がやるようにしている。俺は、自分がいるから、今の会社の採用成果が出せていると自負している。
でも、この部長には分かんないだろうなぁ。

内定承諾書が学生から戻ってくる度に、おい!内定承諾書が返って来たよ!スゲ〜な。って言われるんだもんな。誰のおかげだよ!って言いたい。

採用や人事に関わるということは、責任の重い仕事だと想っています。採用人数とか母集団の人数がどうとか、そんなモノはどうでも良いんだよ。
目の前にいる学生の人生が掛かってるんだよ。
その日初めましてで出会った学生だとしても、その学生の人生の大きな決断の一端を担うという重い責任を背負って、真剣に目の前にいる学生のことを想い、対峙する覚悟があるかどうか?だと思っている。
その覚悟が無くなったら、俺は採用担当として働くのを辞めるつもりです。でも、目の前にクソみたいな反面教師が居るので、当分辞めないですね

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