21-22 アーセナル対リヴァプールレビュー
今回は3月17日に行われました、プレミアリーグ27節アーセナル対リヴァプールのレビューを書いていきたいと思います。
まず、今回のスタメンは以下の通り。
注目ポイントとしてはアーセナルの守備の仕方とリヴァプールの打開策、その打開策に対する次の対応である。
始めに、アーセナルはほかの試合と同じように4-4-1-1でウーデゴールとラカゼットがファビーニョを切りながらプレスをかけるというものでした。普段であれば、簡単に蹴ってくれることも多いですが、さすがはリヴァプール。チアゴがファンダイクの隣に下りてきたことでプレスがずれるようになっていた。
そこでアーセナルは、サカを絞らせてチアゴから縦パスが出ないようにしていた。サカが見ていていたロバートソンに対してはセドリックが縦にスライド、最終ラインが右にスライドすることで対応していた。当然、左サイドは空いてしまうためマルティネッリが深い位置まで戻って対応していた。マルティネッリは今回の試合で縦のハードワークが素晴らしく、ボールを回収した後すぐに高い位置に張りチャンスを生み出していた。一切さぼらない姿勢が素晴らしかった。
アーセナルの攻撃の面では、CBとGKが相手のプレスに負けず、落ち着いてボールを持てたことで、中盤を経由してのビルドアップができていた。また、その三人は高い精度のロングキックもできたいたので、前線からプレスをかけてきたリヴァプールの裏を一気にとるというシーンもみられた。どちらのプレーもできていたので前半はアーセナルペースで進めることができた。
今回の試合は、アーセナルにも大いに勝つチャンスのあった試合であったと思う。後半初めの相手のミスからの決定機など、決定力が求められた試合であったと思う。
反対に、リヴァプールは相手ペースで進んでいた試合を勝ってしまうところに現状のチームがうまくいっていることが感じられる。代表ウィーク明けにマンチェスター・シティとの大一番があるので、今から非常に楽しみである。