これまでのこと 書き留めておこう
今年の6月から7月にかけては、身体も心もとてもしんどい状態が続いていました。
今、この記事を書いているのは、10月の中旬ですが、8月下旬に、「今すぐにではないが、辞めて、起業する」ということを決心してから、気持ちがずいぶん楽になってきたように思います。
しんどかったころ、どんな気持ちを抱えていたのか、先に、個人でビジネスをする生き方を選んだ高校時代の友人にあてたメールをここに書き残しておこうと思います。
高校時代の友人へ宛てたメール
忙しいのに急にごめんね。そんなAさんの今の生活(生き方)について聞いてみたくて突然の連絡をしました。
僕は、憧れであった教員になり、今年で20年目を迎えます。その間、担任や生徒指導主事、人権担当等を経て、教頭になりました。教頭は中学校で3年、現在小学校で2年目をむかえます。
家庭では、3人の子どもの父親となっています。
この20年のうちに、仕事でも仕事外でも多くの出会いや出来事があり、今の自分自身があるのだと感じています。
そんな日々でしたが、昨年ごろから、いろいろなことが積み重なり、完全に働く意欲をなくしてしまいました。
意欲のないなか淡々と仕事をこなすだけの生き方に疑問を感じるたびにますますしんどさは増していきました。
40歳で管理職となった僕のようなものは、団塊世代の先輩たちがいなくなる中、早期に校長になることが求められます。
しかし、いい仕事だなとは到底思えない中で、淡々と仕事をこなしていくだけの日々が何年続くのかと思うだけで苦しくなってきます。
もう限界かなと思っていた時に、恩師にメールをしました。何度か往復書簡のようにメールでやりとりをして、かなり自分自身と向き合うことができました。
また、ネットでも「教員 転職…」等、検索をしてみて、教員をやめて、個人起業されている方とZoomで話してみたりしました。
そんなやりとりを経て、妻に、「仕事をやめて起業していく道をさぐりたい」旨を打ち明けました。
妻は理解を示してくれましたが、やはり、経済的なことと、未知の領域へ踏み込んでいくことへの不安から、子どもたちのことを考えてあと7年は続けてほしいといわれました。
いったんは、そこで仕方ないと思えたのですが、やはりいろいろなことが見えてきた分、日常への熱はこもらず、それがまた顔や行動にも出てしまうくらいになってきてしまっているようにも思えます。
起業家の方と話をしたときに、一番印象に残ったのが、「自分で自分の人生をデザインする」という言葉です。
もし余命というものがはっきりわかっていたら、こうしている時間はとても無駄に思えてくるだろうな。時間がたくさんあるから、もう少し先でもやれるんじゃないと言われて納得してしまうのかなと思います。
新しいことにチャレンジしたい、自分の良さや得意とすることが、そのまま必要としている方に還元できるなら…そんなことを考えていたらワクワクしてきます。
しかし、現実はそんなに甘くはないとも思っています。
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