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2年

2018年11月11日怪我をしました。

2018年12月18日手術をしました。

そしていま2020年12月18日。
手術から2年が経ちました。

今回は前々回少しだけ書いた2年検診のこと、2年経ってようやく気付くことのできたことを書きます。

11月19日最後の検診である2年検診のために1年ぶりに病院に行きました。
リハビリ室、診察室、レントゲン室、MRI、先生、受付の人、全部が懐かしかったです。

退院してから最後までお世話になった理学療法士の先生にも会うことができました。
その先生にはほんとうにたくさんの話を聞いていただき、わがままに付き合ってもらい、安心できる存在でした。
最後にまた会うことができて、ありがとうございましたを笑顔で伝えることができてよかったです。

他にも4人の理学療法士の先生にお世話になりました。
毎回通院するたびに声をかけてくださったり、全力で笑わせくださったり、自分が大号泣しても慰めて背中をおしてくださる先生方で、ほんとうに出会えてよかったと思えます。
最後は会うことができませんでしたが、ここでありがとうございましたを伝えさせてください。

結果膝の状態も良く、無事に最後の検診を終えることができました。

正直2年はあっという間でした。
2年前の今頃は先の見えない恐怖に怯え、孤独感と必死に闘い、からだとこころを保つことにいっぱいいっぱいでした。
誰も分かってくれない、ひとりで戦わないといけないと思っていました。
そしてひとりで戦っているつもりでした。

でも2年経ってようやくひとりじゃなかったと気付くことができました。

病院の先生はもちろん、忙しいなか時間をさいて病院の送り迎えをしてくれたお母さん、高い高い治療代をだしてくれたお父さん、帰る場所をつくってくれた同期、しんどいときに笑顔にさせてくれた友だち、応援し続けてくれた同級生、電車で松葉杖をつく自分に席を譲ってくれたおじいちゃん、階段で大丈夫ですかと声をかけてくれた男子高校生。

みんなに支えられて自分がここまで来れたとやっと思えるようになりました。
自分はひとりで頑張ったわけではなかったことに気づくことができました。

もちろん怪我を治すのも耐えるのも怪我をした本人です。
怪我をした人はこの気持ちが分かるもんかとやけになるかもしれません。

そうです。
隣にいる人の気持ちが分からないのと同じで、周りの人は怪我をした人の気持ちも分からないのです。 

2年前これが現実だとリハビリの先生に言われました。
それで自分はひとりだと思ってしまったのです。

でも実際は先生の言葉には先がありました。
隣の人の気持ちは分からない。
でも分かろうとしてくれる人は必ずいるということです。
2年かけてようやく気付くことができました。

分かってもらえないじゃなくて分かってもらえるように行動しなければいけなかったのに、私は気持ちを閉ざしていました。
それでも寄り添い、分かろうとしてくれた人が私の周りにはたくさんいました。

周りの人へ

分からないからといって突き離さないでください。

声をかけたそのときは、うまく笑ってくれないかもしれません。
大丈夫と言い返されるかもしれません。
きつい言い方をされるかもしれません。
お互いを傷つけあってしまうかもしれません。

でもきっといつか自分がなったようにあの言葉があったからあのことがあったから、となってくれると思います。

怪我をした人もその人なりに闘っています。
一緒に闘ってあげてください。

まだ自分は怪我をして良かったと言えるほど強くはありません。
怪我なんてしない方が良いに決まってます。
でも怪我をしたのは変えられない事実で、それを自分は乗り越えることができたもの事実です。

2年前から頑張り続けた自分を褒めてあげたい。
でもそれ以上に助けてくれた人たちに感謝を伝えたいです。

この2年で自分がどれだけ強くなれたかは正直分かりません。
でも間違いなく頑張ってよかったと思える時間です。
それは沢山の助け、応援があったからです。

ほんとうにありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。

大袈裟なと言われるかもしれませんが、私はこれからもこの日をずっと忘れません。
かけてくれた言葉、私のために流してくれた涙、向けてくれた笑顔、全部忘れません。忘れたくないです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
この記事は自分にとって特別な記事になりました。
沢山の人に読んでほしいし、この記事を読んで少しでも心が軽くなる人がいたらいいなと思います。
久しぶりにそう思えて書いてよかったなと思えました。
また読んでいただけると嬉しいです💫

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