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#7 ブンデスリーガ前半戦振り返り~期待値から分析~

こんにちは、Bobbyです。

今回はブンデスリーガの前半戦の振り返りを行いたいと思います。

今シーズンのブンデスリーガの概観として、まずはレバークーセンの躍進で、ここまで首位を走っています。また、ここ数シーズン残留争いを続けており、今シーズン初めにキャプテンの遠藤選手が抜けたシュトゥットガルトが、ここまで3位と健闘しています。バイエルンの優勝ばかりが続くブンデスリーガーですが、今シーズンは例年にない混戦となっています。

今回の分析では各チームのこれまでの実際の結果に加え、期待ゴール値と期待アシスト値 そして期待勝ち点数を踏まえて、パフォーマンスの評価と今後の展望について書きたいと思います。


実際の勝ち点ベースでの考察

ブンデスリーガ前半戦順位


まずは 表の見方について説明します。
M : 試合数
W : 勝利数
D : 引き分け数
L : 負け数
G : 得点数
GA : 失点数
PTS : 勝ち点数
xG : 期待ゴール数
xGA: 期待失点数
xPTS : 期待勝ち点数

各チームのxGの横に、赤もしくは緑で小さな文字で数字が書いていますが、これは実際のゴール数との差異を表しています。緑でマイナスで書かれている場合は 期待値よりも実際のゴール数が多く より効率的にゴールが動いているということになります。逆に赤色の場合は期待値の方が実際のゴールするよりも少なく、チャンスの割にゴールが少なく、もっと多くゴールできたかもしれないことを意味しています。

逆に xGAの場合ですが、緑でプラスの値が書かれている場合は期待失点数よりも実際の失点数が少なく、キーパーが良いセーブを多くした、もしくは相手の決定力不足に助けられたということになります。逆に 赤字の場合は期待値の方が実際の失点数よりも少なく、不運な形での失点やゴール前でミスがあったと考えられます。

前置きが長くなりましたが これらをもとに 前半戦の各チームのパフォーマンスを見ていきましょう。


▪️レバークーセン
・得点数(-7.23)失点数(+5.67)、勝ち点(-7.89)全てにおいて、大幅に期待値よりも良い、出来過ぎな結果となっている。幸運に恵まれた部分も多分にあるため、同じようなパフォーマンスを見せても後半戦に失速する可能性がある。

▪️バイエルン
・期待値と一致した結果になっており、実力通りの結果が出ていると言える。

▪️シュトゥットガルト
・得点に関しては 期待値 以下の結果でなっており 後半戦は、より多くのゴールが期待できそう。

▪️ライプツィヒ
・全体的に期待値との乖離は少なくなっており、妥当な結果と見える。

▪️ドルトムント
・得点数は妥当と言えるが、失点数は 期待値が実際の値を下回っている。また得点・失点ともに トップ4と比べると物足りない結果になっており改善が必要とみられる。

▪️ボルシアMG
・ゴール数で見ると期待値より大幅に上回って得点しているが失点に関しては期待値を上回り、全体として得点・失点ともに多くなっている。また期待値から言うと、勝ち点としては妥当な結果と言える。

期待勝ち点ベースでの考察

ブンデスリーガ前半戦順位(期待勝ち点ベース)

次は期待勝ち点ベースでのパフォーマンスについて考察します。こちらの期待勝ち点が高いということはより良いサッカーをしていると言うことになります。今の順位が悪くても、実際のサッカーが良ければ、ここでの順位はより高くなります。ここでは、いくつか気になるチームについて取り上げます。

▪️ボーフム
・期待ゴール数が実際の得点数よりも大幅に少なくなっており、実際には多くの得点チャンスがあったと見受けられる。これらのチャンスを決めきれていればより高い順位にいた可能性が高く。その意味でも浅野選手には大きな期待がかかりそう。

▪️マインツ
今回の分析で最も大きな驚きがあったのはマインツです。実際には16位と降格圏内に沈んでいますが、期待勝ち点ベースでは9位と奮闘しています。
得点失点数ともに期待値よりも悪い結果となっており、運悪い部分もありつつ、フォワードとゴールキーパーの部分で補強が出来れば、浮上は案外難しくなさそうです。

今回はブンデスリーガ前半戦の結果を振り返りました。

前半戦はやや出来すぎだったレバークーゼンの健闘が続くのか、そして実力通りのバイエルンとシュトゥットガルトがどのように優勝争いを面白くするのか、例年以上に優勝戦線から目が離せないですね。

また期待勝ち点ベースでの順位から分かった、マインツの後半戦での巻き返しにも期待したいですね。

次は他のリーグや日本人選手の活躍も分析してみたいと思います。
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