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短歌 2021.6.1

ぺらぺらのからだを揺すりワカメワカメと
笑ってみせた或る日の少女


哀れぶるにはちと大人になりすぎた
ベッドの柵に洗濯を干す


肯定も否定もされない一日の
輪郭が溶けやがて水彩


光ったら押してください
白昼の星を数えるお仕事です


母の弾くピアノの音でゆっくりと
空気の粒が呼吸をはじめる

毒にも薬にもならない文章ですが、漢方薬くらいにはなればと思っています。少しでも心に響いたら。