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短歌 2021.6.10

おめでとうわたし、
再び日常が輝きを増すそのための日々


あと五分の過ごし方さえわからずに
アンモナイトの炎を見てる


誰も見ていないと知りつつ
病室で一人ルージュを乗せる唇


悲しみは小さく分けて背負えたらいい
なるべく多くの人にひとしく


午後十時メロン色したオーロラに
取り囲まれて病を眠る

毒にも薬にもならない文章ですが、漢方薬くらいにはなればと思っています。少しでも心に響いたら。