見出し画像

ドイツのイケアの組み立てサービスがすさまじい

ドイツでもイケアにお世話になっている。

日本でも、アメリカでもお世話になった。

過去15年以上、我が家のインテリアのイケア臭はすさまじい。

日本でもアメリカでも、

引っ越しをする
→イケアに行く
→必要な家具を買いまくる
→家で組み立てまくる
→引っ越しのために売りまくる、捨てまくる

というのを延々とやってきた。

それぞれが結構大変体力を使う工程であり、その苦労は大変なものがあるのだが、中でも一番の問題点は「組み立て」だ。

イケアの家具組み立てをやった人なら、必ず同意いただけるだろう。

組み立ては思っている以上に大変だ。

延々と棚を組み立て、中腰で腰を痛め、3時間格闘した挙句意味不明のネジが余って、最初の方で板の裏表を間違えていることに気づく。。。。。

地獄です。

世間の人々も同じ経験をしているようだ↓

という訳で、ドイツに引っ越しをして再びイケアに行き、必要な家具を買ったのだが、組み立てを誰かにやってもらえないか?と思っていた。

正直に言って、もう一生分のイケアは組み立てた気がする。

もうやりたくない。だれかにやって欲しい。それが本音だ。

と思っていたら、イケアのオンラインショップで組み立てサービスも同時に購入できるようになっていた。

素晴らしい。

イケアが直接やってくれるわけではないのだが、 外注のサービスに誘導されるようになっている。

という訳でこれを購入してみた。

いや、もう若くないし、こういう選択肢もしょうがない。

若いときはこんな事にお金を使うことは絶対になかっただろうけど、歳をとってくると仕方が無いのだ。

購入したのは棚を2つとベッドを2つだ。

棚は引き出しが沢山あるやつなので、組み立てはかなり面倒。

自分がもしこれをやるとすると、丸1日つぶす事になるだろう。自信をもって断言できる。

そういう訳で、ある晴れた日に組み立てひげがもじゃもじゃの作業員がやってきた。

片言の英語で挨拶をすると、おじさんは早速組み立てを始めた。

そのスピードたるやすさまじかった。

おじさんは「組み立て説明書」とかは一切読まない。

いきなりバシバシと組み立てはじめ、激しい勢いで電動スクリュードライバーでギュンギュンとネジを止めまくる。

唖然として作業を見ていた。

そして1時間後、4つの家具が完成していた。

組み立てが荒いとか、そういう事はなく、キチンと出来ている。

ゴミも一か所にまとめられている。

おじさんは笑顔で挨拶して帰って行った。

料金は200ユーロ弱。一時間の作業。

そんなに安くはないが、それ以上におじさんの技術に感動していた。

結局、素人の組み立てはその時間の多くをマニュアルを見る事と、正しい部品を見つける事に費やされている。

つまり、組み立てプロセスを知っていた、部品を熟知していれば、実際の作業に要する時間は想像以上に短いのだ。

以上、ドイツでイケアの組み立て職人のおじさんに感動した話でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?