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スタッフミーティングより 11

2020年6月18日 昼ミーティング

1.【スタッフがクリニックで感じたこと】

 70歳代女性の方に、指もみの再説明をしました。
が、次々に速くやりたがり、じっくり取り組めないご様子でした。
ゆっくりやってみるようご説明しても、自然に速くなってしまいました。
「私と同じスピードでやってみましょう」とリードしても、
手速くやってすぐ違う指に移行されます。
「それなら今日は1本の指だけやることにしましょう」と提案しましたが、いつの間にか次の指に移動してしまいました。
そのことをご指摘すると、さすがに自分のせわしなさに気付かれたようで、その後はゆっくり行われておりました。 
 これからも、色々なアイデアを提案しながら進めようと思いました。

【加藤院長のコメント】

そういう方もいらっしゃいますね。 
 私の経験から、良いトレーニングになると思ったことに長い階段の登り方があります。 
普通は左右の足を交互に出して登りますが、私がやったのは片足を前に出したら後ろ足を一旦前足に揃えそれからまた片足を出してまた揃える、という順で繰り返すものです。 
次々に抜かされるのでメンタルがきつくなりますが、そこを我慢する訓練になります。 
普通に登った人は疲れて途中で休んだりしますが、私はスピードは遅いものの休まず登るので案外速く到着できました。 
 コツコツ進む事、そしてゆっくり進むことの良い点を体感できる事例です。

2.【「ティール組織」の読書感想】

『ティール組織』(フレデリック・ラルー著)

※「相武台脳神経外科」で働く仲間とともに、『ティール組織』(フレデリック・ラルー著)を読み、それぞれが考えさせられた内容を共有しています。 目的のために進化し続けられるクリニックであるために。 日々勉強しています。

◆◆スタッフからのコメント◆◆

 進化型の視点を持つと人や物への欲求を抑制できるそうです。
これまでは欲求があっていろいろな物が生まれ発達してきましたが、それを抑えるということは、増えすぎた物を減らしていく断捨離的世の中に変わっていくのだろうかと思いました。 

◆加藤院長からのコメント◆◆

 川の流れのようなルールがあって、その流れに乗ると気持ちが良いのかなと思います。 
流れに逆らうときつさが出てきます。 
その流れが人間にとっての進化の方向なのではないでしょうか。 
流れに乗れば気持ち良いのです。 
途中で逆らって上流に向かう、とか、岸に行く、等とするよりは、流れに沿うほうの気持ちよさが勝るでしょう。 
 今も様々な欲求に背を押されて進化が進んでいますが、これらは、「人間が本来欲している流れに乗っているのか?」を見直す時期に来ているようです。 
 欲求を抑えるのではなく本来の進化の流れに沿うほうが楽しいし、気持ちが良い。 
上流や岸に気持ちをそそられるものがあっても、こちらの方が気持ち良いから流れに沿っていこうということ。 
 進化すなわち本来の自分の流れはどのようなものかを時に立ち止まって見直し、そちらに流れて行くことでさらに大きな流れに乗っていく。 
今はそうした見直しが求められている気がしています。


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