君に出会うための物語

【大切なものを両手に持ったら 自分を傷つける手はもうない】

5、6年前から聴き続けた曲はずっと私の人生を守ってくれてた。
下北のライブハウスに行き始めた時から知って、歌詞がとにかく好きで何度も何度も読み込んで頭の中で物語を繰り返した。
2、3年前鬱になって死にそうに辛い時も、そんな中ずっと大好きで応援し続けていた大切な人を亡くしてもう二度と会えない悲しみにぶち当たっても、消えないように強くなりたくて、いつも泣きながら聞いてた。

自分と闘って強くなってやろうとするたびに、失っているものがあることに気づいた。
なんにも考えられない、言葉が出てこない。今までスラスラと紡げていたものたちが、プツッと途切れて消えてしまったショック。不安。

どうしようか、、暗闇にこのまま立ち止まるか、戻るか、それとも失っても進むべきなのか、堂々巡りの日々でそれについてはまだ答えは出ていません。
だけどなんとなく自分自身を一旦ゼロにすることで、もう失うものはないからどんどん突き進めるような気もしていて。でも不安で。漠然としてる感じです。
自分自身がめきめきと変わっていくことがこんなにも怖いことだったんだって毎日震えてます。
この震えは闘ってる証拠なんだろうなぁ。

ずっと大好きで、ずっと行きたかったvivid undressのライブ。

最初の3曲くらいまでは
どうしてここでピリオドを打つんだろう、もったいないなぁ。
くらいのことをうっすらおもってた。

その時間、空間に浸って、床が揺れて足元からリズムを身体に染み込ませて、周りのファンの方達の振りを真似して踊ったり揺れたりして、久しぶりのライブという空間、最終章、エンドロール、この空間に入れる幸せ、今まで貰った勇気、ずっと会いたかった想い、いろんなことを思い出した。
ある時、下北のライブハウスでワンドリンクを貰った時入れてくれたのがkiilaさんでやっと出逢えたって嬉しくて(でも嬉しすぎて話しかけられなかった。)、そこからvivid undressのライブに訪れたくてずっと夢見てた。

【さぁ新しいわたしを始めよう】

主演舞台、この曲が大好きで、この曲を聴いた瞬間、なんか前向きなvivid undressを感じて。
今までは傷に寄り添って包み込んでくれたり、代わりに叫んでくれるような気がしていたけど、
心からの強さが生まれて先を進んで見せてくれるような感覚になって。

なんて最高で美しい終わりなんだろう。こんなに素敵なエンドロールみたことないや。

この永遠の一瞬を、永遠の瞬間を、永遠の一日を忘れない。

ありがとう。


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