終焉〜振り出しに戻ったアルファロメオ
旅するスーパースター、蕎麦宗です。
2022年の3月のレッカー騒ぎののち、間抜けなイタリアンジョブのおかげで6ヶ月の入院を余儀なくされた、愛しのアルファロメオ916スパイダー。それがこちらの記事↓
これに書いたように、目処は立ったはずだった…が、ようやく部品が届きミッション組み立て、エンジン組み立てとそれらのインストールを終え、走行テスト前のエンジン確認の際、数10分経たところで、
『ぷすん、、、』
と止まってしまい、エンジンはウンともスンとも言わなくなった。
これに慌てたのは整備してくれている(株)駿東さんのメカニックさんで、あらゆるテスターを引っ張り出してチェック。すると、エンジンルームとは別に燃料タンクに繋がる箇所のコンピュータの不具合が見つかった。治療方法はただ一つ、代替品が出てくるのを待つのみ。つまりはドナー待ちしかない。
それから冬が来て2023年になり、春過ぎて自動車税の納め時期となった。まだ見つからない。そして、最初の入院から16ヶ月が経ち夏が来た。ただでさえ個体の少ないクルマ。また時代はハイブリッドカーや電気自動車の新品を売ることに躍起になっている。ましてや古い車を残そうだなんて、よほどの富裕層の道楽と化している。
僕は大きな決断をせざるを得なかった。
『いつになるのか分からない、ナンバーを諦めよう』
走行しないのであれば車検切れのままでも問題ないので、そちらは早々に止めた。しかし、一度廃車にするとこのナンバーは抹消となり、仮に治った時に取り直してもまた違うナンバーになる。
エグゼクティブコーチである合同会社NO.2の代表《林健太郎》氏から譲り受けたこの車に、自身で選んで付けた番号は思い入れのあるものだったので、躊躇いは無くはない。しかしそろそろ年貢の納め時のようだ。
2023年7月31日をもって、僕の終のクルマ・アルファロメオ916スパイダーとの生活はピリオドを迎えた。仮にコンピュータ部品が見つかって完全に修繕が済み、再びちゃんと走れるようになったとしても、僕がこの車に乗ることはないだろう。
なに、この間も続けて来たように自転車生活でなんら問題はない。さらな言うなれば、新しい生き方、これまでとは異なる地平にそろそろ向かうべき時が来たのだ。
かの林健太郎氏から、2020年6月にアルファロメオを譲り受けた話はここに書いた↓
あれから3年が経ち、その彼は3冊の本を上梓している。最新刊《否定しない習慣・フォレスト出版》に至っては、まもなく10万部を突破するとのこと。素晴らしい。
その《林健太郎》氏に比するのはおこがましいけれど、あの頃とは随分と僕も違う世界を生きている気がする。よりもっと、未来へと向かい前進するためにも、このクルマとノスタルジーを手放してゆくことは自然なこと。そしていつの日にか、その空隙に、眩い輝きを放つキラ星が爆音を轟かせることだろう。
25年来の憧れのクルマであっても、ほとんどの期間入院していたので、実際に乗れたのは1年に満たない。それでも、風と戯れた濃密な時間・沢山の想い出を残し、僕のクルマ生活の最後を見事に豊かなものにしてくれたと思う。
アルファロメオ916スパイダーよ!ありがとう!
よし、ガンバラナシませう。
PS:林健太郎さんへ。
神がかった奇跡の図らい、世話の焼ける、それでいて本当に楽しいアルファロメオ916スパイダーとのクルマ生活でした。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
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