Ciao ciao!蕎麦宗
旅するスーパースター、蕎麦宗です。
ついにこの日を迎えた。
約20年間営業してきた蕎麦宗を閉店した。その2024年(令和6年)9月9日は、年号で言うと昭和99年9月9日と9999のゾロ目。意味的には《終わりと始まり》。そのまんま過ぎるけれど、僕の人生にとっての新たなスタートを、偶然にもこんな日に選べて嬉しい。
教職公務員を辞め料理人の道へ入った29歳を第1ステージから第2ステージへの移行期。そして24年間の料理人と20年の蕎麦宗を閉店にて区切るのが、第2ステージから第3ステージへの移ろい。
自身で決めたこの区切りは、閉店にありがちな悲壮感は全くない。怪我や病気あるいは経営の悪化などの要因がない限り、個人事業のお店が辞めることはないのが一般的。だから蕎麦宗の決断のように明るく爽やかに終えるのは珍しいだろう。
そんな様子をかの【金龍に乗った将軍】こと尾池善彦氏がこう評してくれた。
超一流の経営者・コンサルタントの言葉は重く、そして嬉しい。また、氏はご自身のかつての事業にて一号店を撤退されるという苦渋の決断をした時の気持ちを思い出し、その際とは真逆の清々しさに羨望を感じた、と語ってくれた。
さてさて、これから何をしてゆくのか?!。具体的なことは、実は何も決まっていない。やりたいのは《山の事業》。【20年ぶりの履歴書】にも書いたように、きっとまた色々と降ってくるだろう。
合わせて、この場所はどうなるのかを話しておこう。
僕が【レイラインツアー2024】に出掛けている9月中旬より、店内改装を実施予定。それが完了次第、夜の部【NAVIGAZIONEナビガチオーネ】が引き継ぐ格好で昼・夜共に営業します。
10月初旬に再開オープンの予定。夜の部スタッフの山川ユウスケが店主・経営者となります。変わらぬご愛顧のほど宜しくお願いします!!。
…といった訳で、蕎麦宗は2024年9月9日をもって閉店し、19年の歴史の幕を閉じました。
なにはともあれ『お疲れ様』と自身に言おう。そして、来店や連絡にて名残惜しみつつ、これからにも思いを寄せて応援と声援を贈ってくれた方々に、心から感謝申し上げます。ありがとう!。
なので、最後のお別れの言葉を、明るく楽しげに贈りたい。Ciao ciao!とは、イタリア語で『またね』の意味。
いつかまた、みなさんにお会いできるその日まで。【Ciao ciao!蕎麦宗!】