36年越しのお礼ができた!〜畑の赤い放置自転車?!
旅するスーパースター、蕎麦宗です。
いや、実に面白い。
東京横浜から来てくださったお客さんのあと、続け様に入店した女性御三方は地元在住の方で、話してるうちに出身は同郷の韮山(現伊豆の国市)だと分かった。お一人は韮山中学の一つ上の先輩で、面識こそないものの、知人の名を上げればすぐに繋がる。そしてその方のお母様と伯母様(母の妹)の二人も韮山高校の先輩に当たるらしく『私は韮高の7回生』、『僕は42回生』と途端に身近になった。
と、ここまでは田舎あるあるで、人口が少ないゆえによくある事。なので、
『すいません地元ィーネタで申し訳ない』
なぞと、遠方からいらしたお二人に失礼を詫びつつ話し掛けると、
『いや、面白いですよ』
とフォロー下さる。実にありがたい。
さて、会話が続いて御三方の実家は《土田和田》という地区で、《内中》区の僕は中学・高校と毎日そのお宅の前を通学っていた事が判明。そこで思い出した中学生時代のネタを披露した。
この話は以前noteに書いている【蕎麦宗店主の自転車クロニクル その7 (無段は無惨に)】に出てくるので、良かったらこのシリーズお読みください。記事はこちら↓
で、もう時効だからと話したそのネタを、改めて紹介しよう。
僕の家から中学校までは2kmほどしかなく、自転車通学が禁止されていた。が、よく朝寝坊をした時、遅刻したくない一心でこっそり自転車飛ばして行って、学校近くの草むらに突っ込んで隠してダッシュして間に合わせていた。親にも先生にも友達にさえ、見事に一度もバレてない。
その場所が土手和田区で、
『石倉のある*鍵の手の道を曲がった先の畑の草むらに、*ロードマンを突っ込んで置いてたんですよ』
と解説した。すると
『あら、時々置いたあった赤い放置自転車、あれ貴方だったのね』
と言うではないか!。なぜなら、
『あの畑はうちの畑よ!!』
……いやいや、これは頭が上がらない。バレてる方がいましたね〜、すいません、いや、ありがとうございますだ。
『おかげで皆勤賞、無遅刻無欠席でした!』
と、お礼を申し上げたところ、色んな話で繋がるものねと喜んで頂けた。
まさかまさかではあるが、36年の時を経てヘンテコな形でお礼を伝えることが出来た。また色々な話で繋がった一日。
蕎麦宗にはこの手の偶然みたいな愉快な話が溢れております。また新たなネタが出来た。今日お越しくださった皆様方、どうもありがとうございました。
そんな風にきっと明日は楽しい。では、ガンハラナシませう。
*鍵の手…クランク道路。道を直角に曲げることでスピードを落とさせる仕組み。
*ロードマン…表題写真の自転車。一世を風靡したブリヂストンの名車。