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ドアとキーとヘビに睨まれたカエル
目指せスーパースター。蕎麦宗です。
伊豆牛を仕入れに伊豆大仁の《ひらい肉屋》さんに行こうと【ランボルギーニ】に跨って店を出たものの、どうも右足の内側広筋に違和感がある。今朝の山活で斜面で踏ん張りながら鍬を振るった時のダメージで、どうも痛めてしまったようだ。
無理をしてもよい事はないので、一度帰宅してクルマに乗り換えて向かうことにした。冷却系のアッパーホースの修繕が済み、【アルファロメオスパイダー】のエンジンは絶好調!。エアコンがまた効かないとか幌屋根が開かないとか些細な不具合には目を瞑るとして、赤いキーを握りしめてクルマに乗らんとすると運転席のドアキー付近にアマガエルが鎮座。以前にも【珍客侵入】という記事で書いたように、伊豆韮山の実家周辺は田んぼだらけカエルだらけ。田植えのために満面に水を湛えた梅雨時の田んぼから、雨乞いしながら駐車場へやってきたようだ。
眺めていたらなんだか愛らしいので、記念撮影。アルファロメオのキーと並べてパシャリ。するとカエルは視線を変えてキーに埋め込まれた小さなエンブレムをチラリと見やる。そして慌てて飛び逃げた。
なぜならアルファロメオエンブレムはミラノの紋章。十字の横に大蛇に飲み込まれる人が並ぶ。理解ったかどうだかは定かでないが、それは慌てるわけだ。まあ、これから出掛けるのだから、どいてくれてサンキュー。そうして重いドアを開けて乗り込み、差し込んだキーをひねると怒涛のエキゾーストサウンド。
ひらい肉屋さんがある伊豆大仁は同じ伊豆の国市で隣街。ロードバイクで行っても15分、クルマで行っても15分。夕方の渋滞の中を走るだけでは、916スパイダーはまたへそ曲げる。天城湯ヶ島方面へ少しだけ遠回りをして、甲高くエンジンを回してからカエルとしよう。
では、ガンバラナシませう。
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![山川宗一郎](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/143900015/profile_cf4ebd73ab4e34edb63d039d0fc87e4f.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)