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曇天も褒めるなら夕焼けと星空を待て

 目指せスーパースター。蕎麦宗です。

 静岡の美術館へ行ってきた帰り道。昼過ぎまでの雨で洗い流された空は夕焼けがとても綺麗で、羊雲がサーモンピンクに染められて、合間の空のセルリアンブルーとのコントラストが美しく、東海道線の車窓から日が暮れるまでずっと眺めていた。
 その流れのままに、秋の夜長になると今度は綺麗な星空。*いずっぱこの伊豆長岡駅で下車して家路へと向かうその正面に、オリオン座が横たわって上がっていた。

 思えば昔はもっと星が多かった。オリオンもすばるも白鳥もカシオペアも、みんな区別がつかないくらいだったのが伊豆は韮山の夜の空。
 住宅が増え、街灯も整備されたおかげで歩きやすくなった反面、減った星。それが今日はびっくりするくらいな数だ。なので、ずっと東の空を見上げたまま歩いた。すると流れ星。楽しくなって見ていたらまた一つ。どうも、オリオン座流星群がピークのようで僅かな時間に五つも見つけて嬉しくなった。 

 ふと、チャゲ&飛鳥の歌の題名を思い出して今回の題名を思った。曇天だって時を待てば褒めたいくらいの光景を連れてくる。鬱屈とした雨雲と対照的な綺麗な夕焼けや星空に、ひと時の憂き沈みも終わりよければ全て良し、きっと明日も良いことあるだろうとなぞらえて、心穏やかに眠りにつけることに感謝する。

さて、ガンバラナシませう。

*いずっぱこ…伊豆箱根鉄道を地元ではこう呼ぶ

#流れ星に願いを #流星群 #昔は良かった #安らかに過ごす

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山川宗一郎
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