MTBトレインで天城林道
目指せスーパースター。蕎麦宗です。
club sobasoのイベントとしてロードバイクの富士五湖ツーリングを企画していたのだが、連休最終日という日程設定やアナウンスの遅れから、残念ながら参加者4名ということになってしまった。
さて、どうしようか、と参加予定のみんなで話しているうちに、たまには趣向を変えてMTBのロングライドなんてどうかということになり、たまたま全員がMTBを持っていたこともあり『天城林道ツーリング』に行ってきた。
スタート時には絶好の秋日和。日頃のロードバイクで行く道もゴツゴツしたタイヤでスピードが出ないおかげで景色がよく見える。ロードバイクではついついレースモードで集中力を要求される走りが、ノンビリゆるゆると旅気分で寄り道なぞもしたくなる。地元の狩野川に唯一残る吊り橋をみんなでワイワイ渡ったり、ゲートで閉じられ歩行者自転車以外は進入できない国有林の林道をかっ飛ばしたりとずいぶん普段と異なる遊び方が出来た。
途中、曇天に変わり、中伊豆の筏場という所にあるワサビ田を横目に、天城火山の痕跡《皮小平》という景勝地を目指し林道をひた登る事1時間(この道すがら思い出深い場所があるので、蕎麦宗店主の自転車クロニクルその18【弟ユースケ】にて)、なんとか入り口に辿り着いた所で嫌な予感。雨雲レーダーでは20分後に雨模様。最終目的地は諦めて下山。山は舐めてはいけない。自転車クロニクルその12【遭難未遂の天城山中】でも書いた通りだ。
少々降られたものの、たいして濡れずに昼食休憩の《あまからや》というスパイスラーメンの名店に到着。鹿肉のキーマカレーも追加してみんなで舌鼓。帰路はMTBなのに*トレインを組んでローテーションしながら緩斜面を激走。これやりたかったんだよね、夢が叶ったよ！と仲間に感謝。MTBとロードバイクではカルチャーが随分と異なるが、ロード乗りならではのクロスオーバーしたMTB遊びができて大満足。
初めての経験だったという仲間達もとっても楽しかったようで、次回予定もすぐに計画しようという話になる程とてもよい遊びになった。とはいえ、結局オフロードをメインにMTBで100kmも走って帰宅したのだから、相当トレーニングになったのも間違いない。しばらくはこの遊び方から離れられそうになさそうだ。
*トレイン…自転車で連なって走ること。電車ごっこにも見立てて
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