自転車乗りと金銭感覚
目指せスーパースター。蕎麦宗です。
アルファロメオの916スパイダーにあわせてイタリア製のサングラス【ペルソール 2422SJ】を購入した。静岡の『メガネの春田』さんにたまたま一本在庫があり代引きで送ってもらったのだが、蕎麦宗にその荷物を持ってきたクロネコヤマトの兄ちゃんが驚いた顔で尋ねる。
「これって何すか?こんなに小さいのにこの値段おかしくないっすか」
というので、イタリア製のサングラスだよと伝えると少し分かったような分からないような顔をして代金を受け取っていった。
普段こういう買い物の仕方をするので、どれだけ金持ちなのか⁉︎と訝しく思われがちだが、そこはただの手打ち蕎麦屋だ。そんな儲かるわけも大金持ちになれる訳も無い。その辺のサラリーマンの方がよっぽど稼いでいる。ただ、そう思わせることは商売やっている身としては大事なことだ。なにせ、夢を売る仕事でもあるからね。貧乏臭く愚痴やボヤキをつぶやいて腹黒く儲けているよりも(それも一つの方法なので否定はしません)、「武士は喰わねど高楊枝」のように苦しくたってすまし顔の方がロマンがあると勝手に思っている。
さて、それにしてもモノの金額に対して少し麻痺しているのは確かで、それはロードバイクのせいである。最高級品を手に入れるには*150万円。ハンドルというたかが炭とプラスティック(つまりカーボン)の棒が5万円だったり、2ヶ月しか持たないタイヤが前後で3万円もしたりする世界。カメラや釣り具・ゴルフクラブなど基本趣味のモノは高くつくのは確かだが、この10年ほどの自転車ブームに乗って、デフレ下に於いて唯一バブル期さながらだったのが自転車界。
そのブームも落ち着き、ようやく価格もこなれてきた。今からロードバイクバイクを始める方にとっては、高いかもしれないがずいぶん嬉しく健全な値段になったと思う。なので、せっかくの愛車選びはケチらずに一生乗りたいと思わせてくれるモノを選んで欲しい。
実はそれが一番安く済む方法だったりするんだけどね。そうしてあなたも金持ちそうに見えることでしょう。
では、ガンバラナシませう。
*150万円…これを書いた2020年の7月時点。その後の社会情勢によりトップモデルは当たり前にこの金額となり最上級品は250万円を超えるようになってしまった。
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