【星色星むすび】を乗せる器
旅するスーパースター、蕎麦宗です。
《歩むべき道はどこへ向かうのか》
しばらくモヤがかかったような気持ちに立止まり、目の前に降って来たことだけを手探りに掴んできた。タロット、神社巡りそして星読み。先行実験する役目は蕎麦宗の夜の部【navgatione】に託した。道標を指し示す《神》は寒川神社におわした。先日のワークショップ《ひとみeye's》の【かに座さんの会】は、そんな流れがなかったならば実現しなかっただろう。
皿やお椀が料理を乗せる器なのは文字通りで、暮らしや寛ぎや商売を乗せる器が家や店といった建築であることは【ひととてま】に書いた通り。今回のワークショップで僕と蕎麦宗が心掛けたのはただ一つ。これからソロ活動をスタートする《いこ=ひとみ》の【星色星むすび】を乗せる器になることだった。
《器》は《舞台》あるいは《場》と言い換えてもいい。主役である彼女の一挙手一投足がストレスなく、その振る舞いが滞りなくキラキラとしたものであれるように、全力でその《場》を作る。才能溢れる彼女のそれが、より遺憾なく発揮されて、来てくれた方々がめいいっぱいの愛と自信で包まれ癒されるように。存在があるようで無いようで『そこに在る』ことに力を尽くす。それだけだった。
だから、
『めっちゃ、やりやすかった』
『でも、山ちゃんに負担かかってない?』
と言ってくれた彼女の言葉は嬉しく優しい。あ、でも大丈夫!負担はないよ、全力だけど自分の出来る範囲なので。次の【てんびん座の会】も楽しんで《器》となって場作りに励みたいと思う。
…なかなか素晴らしい会だったし、反省点なんてほとんどないくらい大大大成功だった。エネルギーはかなり費やしたので、しばらくは放心状態みたいになって、ようやくそんな風にあの日を反芻してnoteの記事を書いていた時に、ふと浮かんできたこと。それは、
『【スポットライト】の当たる主役も嫌いじゃないしそうありたいけれど、舞台裏のスタッフとして馬車馬になるのも嫌いじゃない』
そして主役であれ裏方であれ、双方立場で共通して
『人が喜んだり楽しんでくれるのが好き』
だということ。思い返せば子供時分からずっとそうだ。主役にしかなれない役者も裏方しかできない業者もいる中で、僕はどちらも出来るしどちらも楽しい。きっとこれからも二つの方向を共存させながら歩んで行くのだと思う。歳取っても《気づき》ってあるもんだなぁ〜。なんて考えると【旅するスーパースター、蕎麦宗です】に並べて、【旅する《舞台=場》、蕎麦宗です】なんていうのも愉快かもしれない。ははは、それじゃサーカスみたいだ。
さて、ガンバラナシませう。