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誕生日ありがとう・その2
旅するスーパースター、蕎麦宗です。
齢50歳の誕生日と蕎麦宗の17周年を迎え、様々お祝いを頂いた。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとう。
さて、半世紀も生きてきて感慨深さもある一方で、いまさら嬉しくも《おめでたい》ことでもないなぁ〜、って思ってしまう。素直に喜べば良いものを偏屈にそう言ってるあたり、やはりNon【ほっこり系】。
でも考えてみると、母親にしてみれば、大変な思いをして産んだ子が50歳にもなるのだから、喜ばしくないはずがない。
先だって【日本橋の星読み】にてホロスコープを正確に観てもらえたのも、母親が何時何分かまでちゃんと覚えていたから。なぜなら、とっても苦労した出産だったためで、臍緒を首に巻き付けた逆子の帝王切開にてこの世に生まれ出た僕は、自律呼吸の始まりである産声を上げなかった。
看護士さんに逆さ吊りに足を掴まれて
『泣け〜、泣けー』
と、散々往復ビンタを食らったらしい。ついぞ声を上げたからこそ50年経った今があるわけで、産まれるそばから死にかけて、それでも救ってもらった命。母親にもその方にも感謝せねばなるまい。
そんなこんなを思って、だいぶ前に書いた記事が【誕生日ありがとう】で、こちら↓
さて、その誕生日。ちょうど母の日と重なったこともあって、ケーキを自分で買うことにした。蕎麦宗の近くにあるパティスリーの名店《トロンコーニ》へ。出遅れたゆえ、全てが売り切れた中にたった一つ残るホールケーキを、奇跡的にありつけて手に出来た。《母の日》用の品のようで、チョコで作ったプレートに
『お母さんありがとう』
と書いてある。ちょうど良い
『誕生日ありがとう』
の気持ちも込めてこの最後の一つを買っていこう。
で、持ち帰って夕飯終えてさっそく食べる。ついでに50の数字ロウソクを立てて、一瞬で吹き消す。もちろん灯りも落とさないし、歌もいらない。ベリー系がたっぷりのった、ほの甘いクリームとスポンジとを飲むように食せば、実に幸せな瞬間。やっぱり好きだな〜、ケーキ!。
きっと、自分の親はもちろん、大切な人や好きな人の母親には《母の日》なんてなくったって自然と感謝の想いは湧いてくるはず。だって、あなた(そなた)を産んでくれたのだもの。
なので、ちょっとした気恥ずかしさを、誕生日のその日だけはそっと仕舞って、
『誕生日ありがとう』
って、照れずに伝えようと思っている。
さて、ガンバラナシませう。
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