寄り道、道草、遠回り
目指せスーパースター。蕎麦宗です。
スズキST250を購入して以来、基本の自転車通勤に加えてオートバイ通勤することも増えた。へたっぴライダーなので操作する練習自体が楽しく、箱根山麓の山道を遠回りすることもしばしば。
伊豆韮山の自宅から、蕎麦宗のある三島までは最短距離で11km。時間帯にもよるけれど、信号の少ないルートを選べば自転車が最速で25〜30分。アルファロメオのエンジンサウンドは心地よくとも、渋滞次第では遅いうえに時間を読めない。なので結局は自転車を選ぶ事が多い。ただ、レース熱が下がってるので、以前のように宇佐美・熱海(峠2回を越えて50km)を回ったり、箱根峠(848m)を登ったりしてのエクストリーム通勤はサボっている。
ちなみに雨が降ると、自転車もオートバイもオープンカー(アルファロメオ916スパイダー)も、どれもこれも乗りたくないモノばかりなので、結局は《*伊豆っ箱》の電車に乗る。この話は【今日は雨だからクルマには乗れない車なんで】に書いた。
それでも、真っ直ぐの通勤だけでは飽きる。でもって時々寄り道したり道草喰ったり。これも自転車が好都合で、オートバイでも融通は効く。いい感じの景色や興味そそられた瞬間に、ひょこっと降りてスマホ片手に写真を撮れるだけでも楽しい。クルマや電車じゃなかなかこうはいかない。
友人やお客さんにもそんな通勤スタイルをオススメしたことがある。でも難しいようで、これは自営業者の特権らしい。なぜなら勤め人は通勤経路や手段が決まっており、そこから逸脱した時点で法的に《通勤》ではなくなってしまうから。なので、道草・寄り道・遠回りはおろか、自転車・二輪車・クルマ・電車などと使い分ける自由は許されていない。
景色や瞬間(や、ひょっとしたら恋だって)との出会いは、変わり映えのない《日常通り》の中には見出し難いはず。おかげで通勤という一見苦痛な1〜2時間が、僕の場合は《愉快な道楽の時間》になっている。言い換えると、つまりは人生の1/24ないし1/12の時間を楽しめてるのか⁈、こぼれているのか⁈な違い。ルーティンを外して、自由に往復出来ている自分の通勤スタイルに感謝したいと思う。
では、ガンバラナシませう。
*伊豆っ箱…私営伊豆箱根鉄道駿豆線のとこ。伊豆の地元民は愛情も込めてこう呼ぶ。
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