インプラントと柿の種

　旅するスーパースター、蕎麦宗です。
　
　《橋村吾郎》という後輩がいる。彼はAll-on-4 CLINIC 銀座院をはじめ、関東近辺で歯科医院を経営する医療法人ODCの理事長にして、主にインプラント治療にて全国・海外からも患者さんがやってくる超一流のデンタルドクターだ。
　そのスケールのデカさと、行動力や決断力などなど尊敬すべき存在でありながら、とっても愛嬌のある人柄で、【レイラインツアー】をキッカケに随分と親しくさせて貰っている。詳しくは以前書いた【降臨ー龍神ゴロー】をお読み頂きたい。

　その吾郎ちゃんに会ったある日、お土産に高級な柿の種を預かった。『店で使って！とユウ君に渡して下さい』という。ユウ君とは蕎麦宗の夜の部《navigazione(ナビ)》の店主である弟のユウスケの事で、吾郎ちゃんも何かと気にかけてくれて有り難い。
と、弟にその旨を伝えて柿の種を手渡した数日後のことだ。

　『宗さん誰だか分かります！！！』

僕は見覚えあれど、パッとすぐなは分からなかった。が、『ユウ君に聞けばすぐ気が付く』と添えてあって、歯科医院でのカウンセリング最中かと思われる女性の写メが送られてきた。早速、LINEで転送して伝えると、

『Kさんじゃん、ほらすぐそこのスナックの…』

と、ユウスケ。
　しばらくして、そこへ僕のスマホに興奮した電話口の声。吾郎ちゃんからだ。

　『宗さん、こんなことってあります！？！今さっき面談したお客さんが、話してみたら三島から来院の方で僕も三島出身だって話したら街中でスナックやってるって言うから蕎麦宗の話を出したんすよ！、したらすぐ近所に自分の店があって蕎麦宗やナビにも度々行ってるって！！…』

『ほうほう！』

僕も興奮して、すぐさまそれをユウスケに電話して伝えると、
　
『えー、Kさん！。昨日ナビ(店)に来たんだよ！明日インプラント治療の相談で、東京へ歯医者さんに行ってくるって話してたけど…まさかそこが吾郎さんの所とは！』

 ユウスケまで、鼻息に色がついて見えるくらいに興奮している。

『いや、だってさ、オレKさんに吾郎さんからの頂きモノをお通しで出したんだよ！兄の後輩の富豪の方から頂いた高級柿の種ですって言って！』

僕は改めて吾郎ちゃんに連絡を入れた。

『あの柿の種、昨日ナビにてKさん食べてるってよ！』

…後日、件のKさんがナビに来店してくれた際、ユウスケと彼女は興奮冷めやらぬままにその話題にて盛り上がったらしい。
『あの高級柿の種の贈り主の富豪こそ、吾郎さんです』とユウスケ。『そうだったのね』と、信頼出来るインプラント治療院を探していてAll-on-4 CLINIC 銀座院を見つけ、まさかの展開で院長である吾郎ちゃんと繋がり、そのおかげもあって割引して貰ったと喜んでいたKさん。

　ただの偶然、それでも柿の種に引き寄せられたインプラントの縁。人生、どこで・誰が・何が・どういうわけだか繋がってしまう事はある。少なくとも僕の周りには日常茶飯事にある。そんな偶然を、シンクロニシティと呼ばれる意味あるものとして捉えると、あるいはその【小さな偶然…】を見逃さないように過ごしていると、日々はより楽しく、そして豊かになると、そんな気がますますしている今日この頃。

ってわけで、ガンバラナシませう。

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