修善寺の山と土肥の海〜アマンダ車輪にて〜
目指せスーパースター。蕎麦宗です。
先週の横浜往復の帰路、休憩した時にふとタイヤを見ると*ケーシングが剥き出しになっていた。台湾KOMに出場した時に貼り付けたピレリ製のレーシングタイヤなので交換目安は3000km。たいして乗っていないつもりでも、それから半年、6000kmは乗っているので明らかに賞味期限切れ。まだ小田原くらいだったから、パンクリスクを思いながらヒヤヒヤと帰ったのだが、無事で何より。
*チューブラタイヤは意外と貼り付けが面倒だったりするので、車輪ごと交換することに。アマンダホイール×サーベロS5。初めてのこの交換、実に楽しい組み合わせ。新鮮な気分でのんびりツーリングに出かけてきた。
まずは、とある視察も兼ねて修善寺の達磨山林道へ。林道とはいえ全線舗装なので安心して走れる。小気味良いアップダウンの、杉の植林と椎茸栽培のホダ木に使う雑木林に囲まれたしっとりとした木陰道。初心者にも優しいサイクリングロードとしても使えると思う。国道136号にぶつかったら右折して船原トンネルを目指す。急坂ではあるが広く真っ直ぐな安心できる下りをこなす途中に、大木牛乳店がありここのソフトクリームは絶品。ちょうど*ドゥカティのモンスターに乗った兄さんがいて談笑。それにしてもカッコ良すぎるオートバイ。乗るならやっぱりドゥカ!相手もこちらのホイールが気になったようで、「これ木(バルサ材)でできてるんですよ」などと説明。互いに旅の道中、無事を祈りあって再出発。
土肥へ到着すると海があまりに美しい。皐月晴れの空に青い駿河湾。眺めていたいところだがせっかちに写真だけ撮って走る。ホント止まるのが億劫になるのがオッサンローディーの悪い癖。休むと動けなくなるのだけは、高校生と違うので仕方ない。海岸線沿いの激しいアップダウンを進む。
戸田からはもう一度峠越えルートを選んで真城(サナギ)峠へと向かうことにした。みかんで有名な沼津の西浦へ出ると沖縄みたいな海が広がっていた。本日87km・1877m。つくづく伊豆は恵まれたところだと、走る度に思う。
もう少し世情が落ち着いたら、クルマで、オートバイで、そして自転車で。皆さま伊豆へとお越しくださいませ。
では、ガンバラナシませう。
*ケーシング…タイヤの下地の繊維。この上にゴムが貼られている。
*チューブラタイヤ…ホイールに接着剤で貼り付ける形式の自転車タイヤ。
*ドゥカティ…イタリアのオートバイブランド。Motoフェラーリという別名の通り高級レーシング車。