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スーパーストアのジャイアン

 旅するスーパースター、蕎麦宗です。

 こだわりの一品や特殊な製品を買うのはハレのこと。日常的な買い物は徒歩圏内に店があるほうがよい。地方都市はそういう店が郊外から消えたので、クルマがないと不便になった、と【正解だらけの車選びの第6話・ホンダトゥデイ】に以前書いた。
 で、三島の街中にはマクバがある。マックスバリューというイオングループのスーパーストアのことで、関西人がマクドナルドをマクドと呼ぶように、僕はこう呼んでいる。とっても便利でありがたい。

 さてそのマクバ。最近セルフレジが導入されレジ渋滞も緩和されたが、人手不足のこれからはどんどんこの傾向になってゆくのだろう。
 以前、蕎麦宗で働いていたリサちゃんが、行列の出来るレジ打ち店員だったことを紹介したが、せっかくの買い物は気分よく済ませたいもの。少々待つとしても笑顔で『ありがとうございます』と丁寧に商品や接客を扱ってくれる方が嬉しい。それとは逆にちょっとゾンザイな店員さんが居るのもままあるが、買い物の満足度は《モノ》ではなく《ヒト》にあることがよく表れている。

 ずいぶんと前のとある日。とにかく急ぎで買い物を済ませたい一心の僕は、どれも大行列なレジのうち、どこに並ぶかを逡巡しゅんじゅんしていた。見ると右端のレジの列の動きが早い。ただ、そのレジの方は少々荒っぽくふてぶてしい*ジャイアンみたいな接客なので、日頃は敬遠していた。しかし買い物満足度よりスピード、という状況なので並ぶ。すると案の定早い。早々に済ませて店へと走り戻った。
 別の日。またレジ大行列は出来ている。が、僕の時間には余裕がある。試しにまたその方を選んだ。するとやはり早い。なので感心して自分のレジの番が来た時に言った。

『○○さん、レジ打ち速いよね!こないだも急ぎの買い物で並んだんだけど、早くて助かりましたよ!』

『そう?!』なんて感じて照れくさそうにしていたが、レジ待ちの邪魔をしないように足早に去った。
 また後日。どの列も空いているレジの中でその方を選ぶと、とても丁寧に全くゾンザイなこともなく、にこやかに接客してくれる。スピードに加え買い物満足度まで上がった。

 これを機に考えた。ひょっとすると自分次第なのではないか、と。
 たとえゾンザイでも、たとえ悪人でも、目の前でいい人で居てくれたなら、少なくとも僕にとっては善人。ネガティブな要素や行動のそれらを引き出さないようにすればよいだけのこと。相手に求めるから大変になるわけで、自分自体がそういう心持ちで居れば良いだけならば簡単なことだ。

 そんなわけで、僕の周りは善人であふれてる。ありがたいことです。
 よし、ガンバラナシませう。

#買い物満足 #人との接し方 #善人 #なんでも自分次第

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