1on2も良いものだ
2018年の10月~12月に新入社員の方と1on2を行いました。普通は1on1かと思いますが、話を聞く方が1人(僕です)と話をする方が2人という構成で1on2です。「1on2ってどうなの??」と最初は僕も感じましたが、3ヶ月やってみて、実はチームビルディングにけっこう良いのではと感じました。
1on2のきっかけ
やることになったきっかけは単純で、部長さんから「渡部さんはそういうの得意そうだし、やってみれば?」と言っていただけたからです。コーチングやメンタリングは勉強したいと思っていたので快諾しました。
その際、特に意図はなかったようですが、その部長が今までやっていた1on2の形式で行うことになりました。
1on2の事前準備
以前参加したイベントでの安西さんのお話しで学んだことを軸に準備を行いました。
👇安西さんのスライド(オススメ!)
まず、1on2の目的を「もやもやの解消」と定めました。技術的なものに関しては、各所属プロジェクトにてOJTのトレーナーが行っているためです。
そして、本格的に始める前に上記の目的と関係性作りを行いました。
まずはモチベーション・ポーカーを使って自己紹介 兼 アイスブレイクから始めます。ここから入ったのが功を奏したのか、期間中は良い関係性で1on2を実施できたように思います。仕事自体の話をする場ではないという意識も持っていただけました。
👇モチベーション・ポーカーは以前の記事を参照
1on2で行ったこと
基本的に行ったことは下記の通りです。
・5本の指で「今のモヤモヤ度」を示す
(指5本…迷いなく働けている~指1本…前が見えない)
・話したいこと、相談したいこと、モヤモヤしていることを付箋に書く
・二人が感心の高い話題から話す
・1on2自体についてのふりかえり
これを隔週30分で実施しました。LeanCoffeeの手法を参考にしています。
ちなみに、ふりかえりで「1on2形式で続けたい」という意見が出たので最後までこの形式でいきました。
👇実施風景
👇LeanCoffeeの参考資料
1on2のメリット・デメリット
実施してみて感じたメリットとデメリットをまとめてみます。
▼メリット
・いろいろな話題が出る
→それぞれが違うプロジェクトで働いているので悩みも違う
→例えば、メールに関する悩みは、使わない人からは出てこない
・仲間がいる安心感
・お互いがアドバイスしあえる
・お互いが理解し合える
→「○○くんはそういう考え方を持っているんだね」
・短期的な悩みには対応できた
→タスク管理方法、勉強の仕方など
▼デメリット
・悩みを深くまで話せない
→一人あたりの時間が短くなる
→もしかしたら1hあれば深い話も出来たかも。反省。
・キャリアプランのように中長期的な悩みに対応出来ない
→そもそもそういう話が出なかった
このメリットとデメリットから、1on2はチームビルディングに使えるなと思いました。人をシャッフルしてやっても面白そうです。今回のLeanCoffeeを使った手法は1on1にも応用できると思うので、やる機会があれば試してみたいですね。
まとめ
・1on2は人数が増えることによる視点、接点が多くなる
・ただ、突っ込んだ話や深い悩みは解決出来なそう
余談
2名の新卒の方からは嬉しい感想をいただくことが出来ました。狙い通りになって良かった!
「働き方やコミュニケーションなど、不安だった部分を解消することが出来ました!」
「技術面以外で困っていることを解消できる良い機会でした!」