MBTIを盲信するあなたへ
もっと自分のことを知りたい!!
そんな風に思ったことはないですか?
自分はあります。(なんだったら最近でもそうです)
そんな悩みを抱えながら、とあるキャリアコンサルタントの方にMBTI診断をして頂く機会があったんです。
その時に、自分の意思決定の仕方や、思考のクセのようなものを知り、MBTIにどハマりしたのが僕のMBTI人生の始まりでした。(ナンヤソレ)
さて、そんなMBTIを愛しMBTIに愛された男であるソバムスコが、巷で流行っているMBTIに感じている違和感を問題提起させて頂きます。
MBTIは変わらない
これまでに↓の16personalitiesというサイトで自身のMBTIを診断した方の中には、複数回診断して、診断結果が変わったことがある人もいるんじゃないでしょうか?
実は自分もその一人です。
でも、本来MBTIって変わらないんですよね。
そして、恐らく多くの方が(昔の自分も含め)MBTIと認識し、診断をしたこちらのサイトはMBTIではありません。
公式でも以下の通り訂正がなされています。
さて、16personalitiesとMBTIは別物であるという事が分かった上で、
ではMBTIとは何なのかを書いていきます。
なぜMBTIが変わらないと言えるのか
MBTIが変わらない理由。
それは、MBTIとは生まれつき備わっていて自然に使える心のパターン=利き心を見つける為のメソッドだからです。
生まれ持った心のパターン=自身のMBTIタイプなので変わることはないですよね。
犬は生まれた時から犬だし、猫は生まれた時から猫なのです。
犬が自分の事を猫と思い込み、猫っぽく生きていたとしても、生まれた時に犬であった事実は変わらないのです。
そして、犬は自分が犬であると自覚して、何が得意で何が苦手で、どうやって成長していくのが良いか、自身で考えて生きていくのが幸せにつながるのではないか、という事です。(これは自分の解釈です)
16personalitiesとMBTIの間違いは危険
現実には、本当は犬なのに、自分は猫だと思い込んで生きてしまっている人が多くいるのではないか、と思います。
その一因として16personalitiesのような簡単に自分で行える性格診断があるのではないか、と思っているわけです。
かくいう自分が実際にそうでした。
それがMBTIだという誤った認識を持った上で、16personalitiesを初めて受けた私の診断結果はENFPでした。
そうかそうか自分はそういう人間か、と納得しENFPの適職や他のタイプとの相性を調べました。
そうか自分はこういう仕事が向いていて、こういう仕事が向いていないんだな、このタイプの人とは相性が良くてこのタイプの人は相性が悪いのか、と妙な納得感を持ちながら生きていました。
そしてその後にキャリアコンサルタントの方の元で診断を受け、自分のベストフィットタイプはENTPだという事が分かりました。
自分は犬(ENTP)であるにも関わらず、猫(ENFP)だと思い込んで生きていたのです。そして自分がENFPであるという前提で、ENFPにとっての最適解として紹介される情報を検索して信じていた時期があったのです。
(流石に自分が思慮浅すぎたようにも思いますが)16personalitiesがMBTIとして流行れば流行るほど、こういう現象が起きてしまうのかなと危惧しています。
MBTIは変わらないけどあなたは変わっていく
MBTIは人を16種類のタイプに分けることができますが、同じタイプの人が同じ性格・同じ考え方な訳もなく、似たパターンの心の働きをするという事になります。
育ってきた環境や置かれている立場、成熟度によってそれぞれが全く違う人間なのです。
なので、自分がどのタイプに当てはまるか見つける事を目的にするのではなく、自身のタイプを理解した上で、自身を成熟させるための羅針盤としてMBTIを活用するのが良いのだろう、と思いました。
自分は自己理解にMBTIを活用し、今後のキャリア形成を最適化したいと思い、興味を持ちました。森岡さんのおっしゃっていることがMBTIの考え方に通ずるように感じたのでぜひ観てみてください!
※本記事はユングの『タイプ論』や自身の体験、個人的に調べた情報を元に記載しております。MBTI公式の見解と一致しない点がある可能性もありますのでご了承ください。