環境ホルモンの生殖系への影響
先日のBPA(ビスフェノールA)についての記事の中で、体への影響を少し書きましたが、その中でも今日は生殖系への影響をすこしだけ。
BPAだけではなくもっと他にも環境ホルモンと呼ばれる有害化学物質はあります。
我が国ではもう話題にもならなくなった環境ホルモンですが、世界的にみると違ってきます。
(話題にもならなくなったので、これからもしつこくこの話は続けようと思っています。)
WHOは2012年に「内分泌かく乱化学物質の科学の現状」を公表し、警告しています。
(環境ホルモンの正式名称は内分泌かく乱物質です。)
もちろん環境ホルモンだけが原因ではないのですが、動物実験などからも関連性が強いということがわかっています。
よく挙げられている生殖系への影響
・子供の肥満や糖尿病
・不妊、不育症
・精子の減少や形成異常
・子宮内膜症
これらはWHOや米国内分泌学会などでも警鐘を鳴らしています。
(生殖系だけではなく免疫系や脳への影響もあるので、それはまた別途)
生殖器官のがんへの影響も懸念されています。
日本でも下記のがんの罹患数が増加しています。
・子宮がん
・卵巣がん
・乳がん
・精巣がん
・前立腺がん
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