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アロマキャンドル
昨日のnoteで食品香料のことを少し書いたので、香りつながりでアロマキャンドルのことを少しだけ。
皆さんはアロマキャンドルは使いますか?好きですか?
私は若い頃は夜にキャンドルを灯して…なんてこともしていた時期もありましたが、今は非常時用に家のあちこちに飾っているだけですね(笑)
家中に置いているのもどうかと思いますが…。
インテリアのつもりはなく、完全に非常用です(笑)
これを書いていて思ったのですが、非常時なんてそんなにないので、どこか一か所にまとめて置いておけば良い気がしてきました。
会社員時代はよく誕生日や何かのお礼でプレゼントとしてもらうことが多かったですね。
実際に点灯していないので香り付きかはわらないのですが、1つだけホワイトデーに昔の同僚(男性)にもらったキャンドルがあって、それはチョコレートの香りがしました。(箱の外まで匂っていたのでこれはわかりました。)
当時はおしゃれなお礼だな~なんて感心したものですが、これも合成香料ですよね。
今年(2023年)にアメリカ化学会の論文データベースに掲載されていた内容を少しご紹介します。
・アロマキャンドルの使用の増加により、キャンドルの排出ガスにさらされ、室内空気の質に影響を及ぼす可能性が懸念されている。
・キャンドルは、揮発性有機化合物(VOC)、半揮発性有機化合物(SVOC)、粒子状物質(PM)を含む。
その他様々な芳香族および非芳香族化合物を放出する。
・これらの物質、特にVOCの呼吸は、目、鼻、喉の刺激、吐き気、呼吸時の労作、中枢神経系や他の器官への損傷に関連している。
・さらに、ベンゾピレン、ナフタレン、アントラセン、ピレンなど、多くの多環芳香族炭化水素(PAHs)には発がん性があることが示されている。
例えば、ベンゾピレンに暴露されると、染色体9p21にベンゾピレン誘発性の異常が生じ、これが膀胱がんや大腸腺腫のリスクと有意に関連する。
・アロマキャンドルの製造に使われる合成香料には、ホルモンを乱す化学物質の一群であるフタル酸エステル類が含まれていることがある。
フタル酸エステル類は、生殖に関連する遺伝子発現を調節する可能性がある。
その結果、生殖機能の発達に異常が生じ、生殖能力が低下する。
さらに、胎児期は免疫系の発達に重要な時期であり、この時期にフタル酸エステル類にばく露されると、発達中の免疫系に永続的かつ不可逆的な変化を促し、喘息やアレルギーの発症につながる可能性がある。
おぉ…なんと!!
粗悪なアロマキャンドルは危険だということですね(汗)
特に閉ざされた空間での使用には注意が必要で、妊娠中の女性、子供、高齢者、心肺に持病のある人などのそばでの使用は控えるべきとも書かれていました。
天然エッセンシャルオイル入りの、蜜蝋や大豆ベースのキャンドルなどを選ぶことをおすすめします!
とは言え、とりあえず今自宅にあるキャンドルは捨てずに、非常時には換気をしながら使うこととします(^_-)
ちなみにバーニャカウダーやチーズフォンデュで使うティーライトキャンドルは、ソイキャンドルを使っています!
ご参考まで!
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