おはようございます!
さて今日のメルマガでは、5/10に北海道大学より発表されたエコチル調査の結果をご紹介します。
もう何度も出てきていますが、エコチル調査は「子どもの健康と環境に関する全国調査」で、
日本の10万組の子どもたちとその両親が参加している、大規模かつ長期にわたる疫学調査です。
10万組ってすごいですよね。
2010年から始まりました。
【調査内容】
目的:生後3歳までの小児湿疹に影響を及ぼす出生前の室内環境因子を明らかにするため
対象:エコチル調査参加者の1歳半(母児71,883組)・3歳(58,639組)
内容:小児湿疹の発症の関連する妊娠中の室内環境要因(住宅の種類、使用する暖房機器、床材の種類、清掃頻度、カビの発生、ペット飼育、殺虫剤の使用頻度等)について解析
*解析では、小児湿疹に強い関連がある生後の室内環境要因と遺伝的要因である親のアレルギー歴も考慮。
【結果】
<1歳半時点>
・妊娠中にカビが生えている部屋数が多い(カビ指数が高い)
・ガス暖房の使用
・複合フローリング床材を使用
・殺虫剤の頻用
これらが生後の室内環境や両親のアレルギー歴に関係なく1歳半時点の湿疹と関連することが明らかとなった。