退職して2週間が経ち、思うこと。
2021.8.18個人ブログより転載
7月末で8年半勤めた整形外科クリニックを退職し、2週間が経ちました。
自分としては船の錨(いかり)を上げ、「いよいよ人生という旅へ出港だ!!」という華々しいイメージを持っていましたが、
意外と「地味な滑り出し」でした。
それもそのはずで、実際の船旅も出港時はみんなに見送られて意気揚々と大海原に向けて進み始めますが、いざ旅が始まると進路を微調整したり食料を確認したり、船員の体調を気にかけたり、、地味で大事な作業の連続です。
僕の旅も朝起きて、体重計に乗りコーヒーを飲みながら読書をし、奥さんが起きてくるタイミングでカフェオレやトースト・目玉焼きを準備して一緒に朝食を食べる。
その後、奥さんを駅まで送ってからジョギングをしたり映画を観たり、読書をしたり、ブログを書いたり、YouTube撮影をしたり、草野球運営のことをしたり。と地味に黙々とやるべきことをやっています。
○いま、率直に思うこと。
「人のためになる仕事がしたい!!」です。
「9月には仕事を見つけていかないとヤバいな」と漠然とした危機感は持っているのですが、かと言って「どんな仕事がしたいのか」という具体的な職業は自分でもわかっていません。
でも、ヒントになることはちょいちょいとあるのです。
退職前から8月にやるべきこととして「親孝行・家族孝行」を掲げていました。
*僕の両親は離婚しているため少々複雑な家族関係です。僕としては「元通り」とまではいかなくてもできるだけ良好な関係を築いていきたいと考えています。
先週、実家に帰り母や姉の話を聴いたり、体の不調があれば治療をしました。
ちなみに今週は父親の家に行って、お互いの近況を報告する予定です。
先ほどは”少々複雑だ”と控えめに表現しましたが、実際はとてもエネルギーの要る状況でした。
僕は家族のことが好きなので、人生をかけてできることをやっていきたいと考えています。
もともと人のパーソナルな部分に携わる仕事がしたいと思い、柔道整復師の資格を取りリハビリの仕事を8年半していました。
でも、人の幸福は「健康」だけじゃない。と感じることも増えてきました。
決め手となったのは「アドラー心理学」の勉強を始めたことです。
アドラーは「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」という概念を提唱しました。
僕の中で無意識になっている課題を言語化してくれて嬉しかったです。
患者さんの話を聴いていても、体の不調の話から始まり最後は必ず人間関係の話になっていきます。
「腰が痛いのに主人は家事を手伝ってくれない」「私が元気じゃないと家族が困る」
僕は体に不調が起こるときは人間関係に何か問題があるんじゃないか。と考えています。
さすがにリハビリ中にそこまでのケアはできないので、踏み込んだ話はせずにいましたが、患者さんの方から親子関係の悩みを打ち明けてくれることが何度もありました。
僕は表面的な問題では無く本質的な問題を解決していきたいという思いがあります。
まさに自分の家族の問題に向き合っている自分が、1番自分らしいなと思います。
そういう熱量を出せる仕事がしたいなと思うようになってきました。
まだまだ、「それ職業で言うとなんなん?」と言う質問には明確に答えられませんが、方向性は見えてきたと思います。
引き続き、自分にできることをやっていきたいと思います。