2021年振り返り【後編】「無職期間を経て農業へ」
2021年前半の振り返りはこちらから!!
8月「どこからともなく仕事が舞い込んでることを信じ、能天気に過ごす」
クリニック立ち上げまで約1年。
その間を食いつなぐ仕事は「自分を信じていれば勝手に仕事は舞い込んでくる」と本気で思っていました。
妻にも真っ直ぐな目でそう訴えていた。(汗)
能天気に過ごす。
続、能天気に過ごす。
能天気に過ごすPart3。
心の病になるまであと2ヶ月。笑
妻と上高地へ。
この旅は癒しにもなり、背後からのプレッシャーの存在もハッキリと認識してしまった旅行となりました。
上高地は本当に良い所でした!
またいつの日か、子どもをたくさん連れて行きたい。
9月「NPO法人立ち上げを決意」
これは無職期間だからこそ生まれたアイデア。
草野球という趣味の時間は素晴らしいと本気で思うし、思うからこそ大人たちの自己満足だけで終わらさず、ずっと継続的に残る趣味スポーツであって欲しい。という思いからNPO法人というアイデアに至る。
多くの方に読んでいただいた記事。
文章で伝えることの楽しさも再確認。
そうそう。なかなか離職票が届かなくて就活したくても出来なかったんだよな。
それと同時に「就活せずとも仕事が舞い込んでくる」と信じてた僕の理想がただの空想だったことが判明し、その現実を受け入れて切り替える気力が当時の僕には無かった。
この辺りから、妻以外の人と話す時、動悸や吐き気を感じるようになる。
妻のおじいちゃんがくれた本。
この本と出会ってなかったら、僕はさらに病んでいたと思う。
だが時すでに遅し。西川は、きよし。と言うことで僕は会食恐怖症になり、誰かと食事をするともれなく吐き気がする。という人生初の奇病にかかっていました。
闇はどんどん深みにはまっていきます。
「せっかく自由になったのに、また就職して拘束されるなんて。。自分のペースで働きたい!」という思いを捨てきれず、就活に身が入らない。
英会話スクール、フィットネスジム等、今までやったことのない仕事にチャレンジしてみたい。と思い探してみるも条件が合わない。
やはり柔道整復師の免許を活かした仕事にすべきか。
整骨院も整形外科も経験したし、あとはデイサービスしか残っていない。
生活費を稼ぐためにデイサービスに舵を切ろう。
イメージしていたスマートさとかけ離れた現実的な決断。
この決断に踏み切るまでに数週間、体感的には数ヶ月分くらい悩みに悩んだ。
10月「就職以外のことが進んでいく」
NPOの方は順調に進んでいき、あっという間に仲間が集まった。
ハローワークを介してデイサービスの面接を受けるが、ことごとく不採用。
「国家資格最強じゃねえのかよ!」と荒れ狂う日々。
「もうここでダメならデイサービスを受けるの辞めよう」と決意して挑んだ面接。
本当に運良く、素晴らしい社長さんスタッフさんのいるデイサービスに採用していただけました。
改めて「働く」ことの楽しさを感じられました。
「働く」って楽しいこともめちゃくちゃ嫌なこともあるもので、同じところで長く働いていると「嫌な仕事」に対する拒絶反応が強くなってしまって、転職活動でも極端に嫌なことを避けてしまっていた。
僕は「嫌な仕事」を受け入れる練習をしなくてはならない。
無理に好きになる必要はない。「嫌だなぁ」と言いながら一生懸命やるのだ。
いつも支えてくれる妻に感謝。
妻なき人生に挑戦の価値なし。
11月:「エッセイを書き始める」
オードリー若林さんのエッセイを読んで、僕の中のエッセイスト魂に火がつきました。
こんな感じで色々と書いているのでぜひ暇な時に読んでみてください。
僕が伝えたいこと、表現したいことは「どうしようもない人生をどうにかしたいから、もがいている。」その様子を伝えたい。
大人になっても子どもの頃と同じものをたくさん持っているし、むしろ子どもの頃の感覚を欲している瞬間が増えている。
些細なことで感動し、体を目一杯使って1日をかけまわる。
明日の憂鬱な授業やテストのことを考えながらも好きなあの子を見たいがために学校へと赴く。
そう、子どもの頃から嫌なことを乗り越えてきたのだ。
「大人になったら嫌なことから逃れられる」という幻想を抱いて。
僕は大学→就職、一人暮らし→結婚というプロセスを経ても一向に楽にならないのは「職場のせいだ」と思っていたが、実は「大人になったら嫌なことから逃れられる」という幻想を信じてしまっていたからに他ならない。
「好きなことを仕事にする」とかは幻想だ。
「嫌なことが気にならないくらい好きの要素が強い」という表現が適切かもしれない。
僕はそんな仕事に出会ったことが無いし、これからも出会うことなく死んでいくと思う。
12月:「そして農業へ」
デイサービスで収入の柱が出来たことで、もう1つ掛け持ちで農業アルバイトを探すことにした。
このことに何の戦略性も無い。
人類が繁栄するために必要だった仕事をやってみたい。ただそれだけ。
働いてみて感じたことは、「人間の知恵が詰まってる!!!!!」だ。
このことは改めて記事にしようと思う。
本当に農作業はすごい。
この経験は1回しかない人生で大きな意味を持つと思う。
クリニックの開院物語も本格的にスタート。
来年もエキサイティングな1年になりそうだぜ。
年末恒例のダブルヘッダー。
極寒の中、2試合やりきりました。
これにてSoai5年目のシーズン終了。
緊急事態宣言も挟みながら年間39試合できたことに感謝!
チームの代表でありながら、めちゃくちゃ野球を楽しめた1年。
メンバーひとりひとりが持ってる雰囲気が最高なんよ。
2022年シーズンもよろしくです。
あとがき
昨日、農作業の帰りに温泉に浸かりながら目を閉じて1年を振り返ってみました。
まず2021年の初め「年末には神戸に住むぞ!!」と言っていたのに、「年末に温泉浸かってるやん」というツッコミが入りました。
「フリーランスになるぞ!!!」と言っていたのに、「デイサービスと農業の掛け持ち従業員ですやん」というツッコミが入りました。
ここで僕は1年の振り返りを止めて目を開けました。
今は温泉の温度を感じよう。
せっかくお金を払って得た権利なんだから。
2022年、どうなるかはわからない。
「楽しくしよう」とか「去年を超えるぞ」とかは、もうどうでもいい。
ただ、日々の変化を感じられる余裕は持っていたい。
せっかく生きているのだから。色々感じる権利が僕にはある。