柔道整復師の僕が整形外科クリニックで8年間働いて感じたメリット・デメリット
こんにちは。なかやです。
僕は大学を卒業し柔道整復師免許を取得し、新卒で整形外科に就職しました。
理由は「医師の診断」や「医療現場」の経験を積みたかったから。
当然、行く行くは「接骨院を開業する」つもりでした。(今はその予定はありません。)
整形外科で柔道整復師がリハビリをする上で「みなしPT」という資格が必要になります。
これは1日だけのセミナーで取れる簡単な資格です。
セミナーの最後にテストがあるのですが、簡単です。
というわけで、柔整師の方でも簡単に整形外科でリハビリの仕事ができます。
今年で9年目となりますが、色々と知識や経験が積み重なってきたので一度まとめたいと思います。
今まで何を学んで何を経験してきたのか。
今回は、僕が柔道整復師として整形外科に勤めてきて感じたメリット・デメリットをまとめたいと思います。
整形外科で働いてみたいなぁと思っている柔整師or学生の方に参考になることも多いかと思います。
特に新卒の柔整師の方は整形外科一択だと思います!!(決してアンチ接骨院ではありませんよ。)
接骨院を経験する前に、まずは2、3年くらい整形外科で医療現場を経験することはとても大切だと思います。
見学のポイントも含めて詳しく説明しますね。
就活の参考に少しでもなれば幸いです。
結論から言うと整形外科で働いて「良かった!!」と思うことばかりです。
整形外科クリニックで柔道整復師を雇っている理由
最近の整形外科はリハビリに力を入れています。
高齢者の患者さんのニーズに応えるためには診察だけでなく、リハビリ室を設けてそこでマッサージやストレッチ・体操指導をしてあげます。
その方が満足度も高いですし、実際に効果もあります。
つまり、接骨院で柔道整復師がやってきたことを整形外科でも行っているのです。
医師による診察・治療を受けてさらにリハビリでマッサージや運動指導までしてくれるとなれば接骨院に勝ち目はありません。
そのため接骨院は自費診療という整形外科にはないサービスを提供し差別化を図っているのです。
そして整形外科が柔道整復師を雇っている理由。
それは単純に人件費が理学療法士(PT)よりも安いから。です。
潤沢な資金があったり、院長の方針次第ではオールPTのところもあると思いますが、その辺もクリニック次第です。
最低PT1人は常駐すること。という規則はあるみたいですが、ルールはそれだけです。
PTや柔整師が6、7人も常駐している光景はまさに高級接骨院状態です。
しかも整形外科はレントゲンや採血などの検査から「診断」ができるので、たとえただの肩こりだろうが、リハビリできます。
接骨院であれば「判断」に留まってしまうので、「慢性的な肩こり」は接骨院で治療することができません。
したがって、急性期も慢性期も全ての疾患に対して治療に関われる整形外科は、患者さんにとっても柔道整復師にとっても最高の環境だと思います。
と、こんな感じで内情や経験してきたことをを忖度無しにどんどん詳しくお話ししていきます。
あくまで個人の見解、経験談なので全国の整形外科の実情では無い(と思う)ということを承知の上、読み進めていただければと思います。
都度、加筆修正はしていくのでご質問やご指摘あればいつでもご連絡くださいm(__)m
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