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「JUST KEEP BUYING」から学ぶ 我が家の5つの投資鉄則
こんにちは、そうしお(塩崎聡真)です。
今回は、実践している投資について。名著『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』(以下、JKB)を軸に、投資初心者の我々夫婦で話し合い、投資方針を決めました。5つの我が家の鉄則を紹介します。
投資する目的
投資をする一番の目的は、経済的自立を果たすためです。本書の定義で「投資」とは、「自分が働かなくなっても代わりにお金を生み出し続けてくれる金融資産をつくること」とあります。これは私が目指す人生に必須の行動です。
本書では、
①老後に備えるため
②インフレから資産を守るため
③人的資本から金融資本に置き換えるため
と示されています。
どれも納得できますね。
我が家の5つの投資鉄則
鉄則① 手元資金に余裕があれば即座に投資へ回す
JKBでは、タイトルである「JUST KEEP BUYING(ただ買い続ける)」が何より大切である、と示されています。膨大な過去のデータから「複利効果は投資した時間の長さが長いほど力を発揮する」ことは明らかな事実。今あるお金をすぐに投資へ回すこと、これこそが一番大切であり、やり続けるしかないと信じて、実践しています。
例えば、私の場合、ボーナスが入ると必要資金以外は全額、投信を購入しています。タイミング等は一切無視です。「ただすぐに限界まで買う」これを実践しています。
とは言え、例えば一定の現金(緊急生活資金)は必要であり、我が家の場合、300万円を別に準備しています。これは不慮の事故等、万が一がない限り、眠らせ続ける円預金です。
鉄則② 入金力をつけ、投資額を極限まで増やす
JKBで言われていること、いわゆる「入金力をつけよ」ということ。投資を始めるなら、その元手が必要。本業とは別に、副業を頑張るなどの選択肢もありますが、世間で軽視しがちな「会社で昇進すること」が安定的に資産を増やしていくための最善の道だ、と本書では述べています。この方法は勤続年数を経過さえすれば年収が上がりやすい、サラリーマンという雇用形態では、入金力アップの一番の近道です。
あくまで、投資は「余裕資金」を投入するべきと考えるので、まず何をするべきかというと、本業に熱中し入金力をアップし、余裕資金を増やすことだろうと思います。
確かに、20代の安月給からなんとか切り詰めて、1万円を投資信託に捻出できるギリギリの生活より、出世して給料を大幅に上げてから、余裕資金を10万円捻出できる方が精神的にも安定します。私も30代半ばで管理職になり、入金力が向上し、全力投資継続中です。
ここから私見です。
JKBに言及されていませんが、個人的に「結婚する」ことも入金力アップに貢献すると感じます。
共働きであれば、世帯年収は二馬力になりますが、生活費は2倍まではいきませんから、実質的に生活費が節約になり、余裕資金が増えます。ただ、子どもが生まれれば、またその資金が別に必要になりますが。
我が家では、一馬力で生活できるような収支で生活し、妻のパート収入は、いわば余裕資金とみなして全額投信購入しています。それだけで毎月10万です。結婚してない方は結婚も入金力アップのため、考えてみてはいかがでしょうか(そのためだけに結婚するのは本末転倒ですが笑)。
鉄則③ 投信商品はインデックスファンド中心
JKBでは「個別株には手を出すな」とありますが、私も個別株は完全な趣味として嗜む程度にしています。今までも色々買って損得がありましたが、私は、株の値動きを考えたり、確認する時間や労力が無駄だと結論づけました。その時間をほかに使い、人生を豊かにするほうが大切である、と考えます。
投資信託の商品ジャンルは、色々な人が言われているように、結論、インデックスファンドが最適解と考えます。ここでは詳しく説明しませんが、例えば有名なS&P500、オルカン等です。
私も「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」を昔から買っている名残で、信じて今も買い続けています。その他、教育費名目の投信は債券インデックス投信も入れています。
鉄則④ 安い時期・高い時期を気にせず、毎月淡々と積み立てる
投資の鉄則は「安い時期に買い、高い時期に売る」
ですが、素人が完全にその時期を測ることはできません。JKBにもデータがあります。高い、安い、政治、金融政策、世界情勢などは一切気にせず、淡々と積み立てる。積み立て時は「早い時期に多い金額を積み上げる」が正解とのことです。もちろん元手があるなら、即一括投資(例えば新NISA枠内の一括投資)してかまいませんが、私のように元手がない場合は、毎月決めた金額を淡々と積み上げるのみです。
鉄則⑤ 出口戦略はゆっくり、必要な時に売る
本書では「売る」ときの理由について、
①リバランスのため
②集中投資状態から抜け出すため
③自分の経済的なニーズを満たすため
とあります。
私は、自分の人生を幸せに生きるために投資しているので、③をメインに考えています。運用資金は所詮、余裕資金。例えば旅行に行くといった理由でも売却しようと思います。必要に応じてリバランスは行いますが、売却ではなく、追加投資でバランスを取ろうと思っています。
まとめ
皆さんは投資方針をどう決めましたか?
決めてない方は是非この機会に家族で話し合ってみてください。投資初心者の我が家の鉄則(大げさ笑)が参考になれば幸いです。
私が目指しているのは、生活の質(QOL)を落とさずに幸せに生きていけるような経済的自立です。
今は上昇局面が続いており、投資する側としては余裕の局面と言えます。ただ今後必ず来る「下落時のホールド力」がカギを握るでしょう。何があっても浮気せず、下落局面で精神的に苦しくても、長期で保有できるかにかかってます。
投資初心者の私に、考えるきっかけをくれた名著、「JKB(JUST KEEP BUYING)」には本当に感謝しています。少しでも気になる方はぜひ読んでみてください。以上、我が家の投資方針でした!