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【社労士試験】3回受験した経験から言える 合格への3つの道標

こんにちは、そうしおです。
ここでは、私が社会保険労務士(社労士)試験に合格した体験談と、3つの試験対策ポイント(合格への道標)をお伝えします。
この記事は社労士試験対策の「おおまかな考え方、取り組み方」についてまとめます。
これから合格を目指す方の役に立てれば幸いです。



勉強時間の記録と受験体験記

私は社労士試験を3回受験しました。
下記の表が勉強時間の記録です。
全てstudyplusなどのアプリで勉強時間を記録していました。社労士試験は合計約1,655時間勉強しました。

受験前に入念に調べて、社労士試験は「独学が無理な試験」と判断し、通信講座を受講しました。
通信講座は
1年目:アガルート
2年目:佐藤塾
3年目:社労士24 を利用しました。
通信講座の内容はここでは触れません。

3年間を振り返ると、
1年目は行政書士試験とバッティング気味で不完全燃焼で不合格。

2年目は絶対合格する!と意気込み、本気(マジ)の受験でした。しかし、結果は不合格。。
失意のどん底でした。

「社労士試験は運要素が強い試験だ。選択式の試験は実力と合格が結びつかない。

そう答えを出し、心を落ち着かせて、自分の中で納得しました。当時、子どもは2歳で「合格もしないのに、子どもとの大事な時間を犠牲にして、俺は何をしているんだ!」と悔いていました。

3年目。家族に説明し「これを最後の受験にする!」と宣言。直近の模試試験をみても、試験合格レベルまでは達していると判断し、社労士24で復習を繰り返し、無事合格。

以上がいわゆる合格体験記です。「一発合格すごい!」みたいな夢物語はありませんが、これがリアルな体験記でした。


道標① 法律や制度の「意味」を理解することが最優先

ここから、試験対策をお伝えします。
暗記がメインの社労士試験。スキャナーのような脳でなければ、単に膨大な数字や言葉の羅列を頭に入れることは到底不可能。私の試験対策は「なぜ●●なのか」「理由は○○だから」といったように、「意味、理由、理屈」を理解することでした。

例えば、
なぜ「厚生年金保険法」は「保険給付」であり、「国民年金法」は「給付」なのか。雇用保険法の目的条文後半の「職業の安定」が正解で「雇用の安定」は不正解なのはなぜか。と一つ一つ言葉や数字の意味、理由を頭の中で示します。

そうすれば、何より忘れにくいです。
似たような制度や数字、言葉の雨が降り注ぐ社労士試験。各法律の「違い」を理解することも重要です。言葉尻をそのまま頭に叩き込むことより「意味を理解する」ほうが手っ取り早く、正答しやすいです。選択式試験で迷ったとしても、「この法律はこういう原則や理屈で考えられているから、この選択肢しかない」と即答できるケースは多いでしょう。問題集を解くときも、解説文を必ず読んで、意味、理屈、理由が書いてありますので、そこを頭に叩き込みます。

あと、私の経験としては、2年目の通信講座「佐藤塾」の佐藤先生はそこをしっかり教えてくれるタイプの先生で助かりました。3年目、勉強時間を短縮できたのはそのおかげと思います。
このように、暗記する際に、言葉や数字のそれぞれの「意味」「理屈」「理由」を理解することで、試験問題を解く際の応用力が身につき、点数アップにつながります。


道標② 過去問(一問一答式)を95%の正答率まで仕上げる

こちらは少々バズった私のポストです。言葉がきつかったからかな・・、反省。
ここに書いてある通り、私の経験上、一問一答方式の過去問の正答率が70~80%では合格できません。
「過去問を8割正答しているから、本番も8割いけるよね?」は全く違います。そのレベルで模試を解いてみてください。おそらく、択一試験は40点届くか届かないかくらいだと思います。それくらい、抜け目が多いということです。
このいわゆる「8割満足」は試験勉強1年目によくありがちです。誰でも、ちょっと繰り返し勉強すれば8割の正答率に達します。過去、見たことある問題ですから。

私の経験から、合格水準に持って行くには95%の正答率が必要です。
95%達成を確認するために、問題を解くときは正答率を算出してください。健康保険法の一問一答方式400問あるとしたら、95%は380問正答しなければなりません。最初の100問で15問くらい不正解になると、到底不可能になり、最悪な気持ちになります(笑)。とにかく諦めず、繰り返し、繰り返し正答率95%に達するまで時間を投下してください。
同時に、さきほどお伝えした「こういう意味で理由で○だ×だ」を示せるように仕上げてください。
この試験は過去問を95%解ける能力をつける必要があると思います。実際、3年目はすべての科目で96~99%まで仕上げることで、模試は常に合格ラインに達し、本番で合格できました。


道標③ 最大限の勉強時間を投下するために環境を整える

社労士試験は「努力した時間が多ければ多いほど、比例して点数が上がる試験」です。
体感、社労士試験は、最低1,000時間は勉強しないと合格しにくいと思います。500時間前後で合格する天才もいますが、私のような凡人には無縁の話。
複数年に渡ってもいいので、合計で1,000時間の勉強量を計画して受験してください。
それが計画できない覚悟と決意なら、試験を受けないほうがいいです。目安として、まずは1000時間を突破できるように、日、週、月の時間を計画しましょう。時間を投下するために、以下の3点が大切です。

  1. 勉強時間を記録し、勉強時間を可視化する

  2. スキマ時間は勉強時間に

  3. 受験を周辺の人に宣言する

私は勉強時間をstudyplusで全て記録していました。勉強時間を可視化することで、モチベーションを確保できます。まずは目安の合計1000時間に近づいているか、進捗確認してください。
私の3年目の試験日当日は、「1650時間、勉強した自分なら、合格するに違いない」と気持ちも前向きに、不安な気持ちもなく受験できました。

スキマ時間(車や電車の移動中など)はイヤフォンをつけ耳で聴く勉強もしてました。勉強中はYouTubeをはじめとした動画や音楽など娯楽は一切触ってないです。スマホの娯楽アプリ自体を削除し、環境を整えました。

そして、特に既婚者であれば、家族の協力は必須です。まず試験受験の意義と「合格する」という意気込みを伝え、配慮をお願いする必要があります。
私の場合、試験を受ける意義について、家族へパワーポイントで作成したプレゼン資料で納得してもらいました(笑)。将来、こうなりたいので受験させてくださいといった内容です。
とは言え、「家族との時間を完全に犠牲にするほど、人生に勉強時間を費やす必要はない!」とも思っていましたから、誰にも邪魔されない毎朝4〜5時に起床して、2時間くらい勉強しました。自分に合った学習スタイルを見つけ、勉強環境を整え、周辺に宣言し、合格へ邁進しましょう。合格しないと恥ずかしい!と四面楚歌状態にしましょう。


最後に

社労士試験は決して簡単ではありません。
ただ、しっかりと準備し、諦めなければ、必ず合格できます。その際はこの「合格への3つの道標」を参考にしてみてください。これから勉強を始めるかどうか迷っている方にもお役に立てれば幸いです。
以上です。受験される皆様、頑張ってください!


95%正答には、補填で市販のテキストも使用してました↓


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