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傲慢と善良
TOHOシネマズ渋谷で傲慢と善良を見ました。
昨年原作丸読み終わるとき、現代人の傲慢と善良の矛盾なところをよく表現できてるなと思い、素早く映画化される事自体に驚く。絶対映画館で見に行きたいなと決心しました。
もちろんこの記事もネタバレするつもりはなく、自分鑑賞後の感想だけシェアします。ご安心ください。
私から見れば、恋愛話ではないと思います。人の矛盾なところ、表と裏の違い、そして、理不尽な両親との関係と友人関係を混ざって誰でもどの年齢も遭遇する可能性がある話かと思います。誰でも当てはまる善良さ、何事もちゃんとする部分、身の回りそう言える人は少なくないと思います。私自身も含め、そういわれる人はほかにどこか優れる部分がないと惹かれるわけがないでしょう。そごく平凡な褒め言葉だなと時々思います。相槌ぐらいならば、どこでも誰でも褒めるでしょうか。善良は、人に従うだけの楽さがあり、ちょっと弱みも出てるのはわかります。なので、人々は必死に善良な自分を表現し、何かごまかすような行動を取リます。
傲慢は逆に、表に出せば恥ずかしいと感じ。抑えたまま遂に出ているなと思います。結局隠しても隠さない態度です。都会で住んで、華やか生活に浸む自分は傲慢しやすい。
この善良さと傲慢さが、矛盾なく同じ人の中に存在してしまう、不思議な時代なのだと思います。(『傲慢と善良』 P110)全く同感ですね。