LIB世界速報(7/25)
おはようございます。
中国企業、まだまだ電池工場を建設します。
トレンドは、従前のリチウムイオン電池本業ではない企業も参入してきてます。
【江鋒リチウム業がリチウム電池事業を600億元投資で強化】
江鋒リチウム業は7月20日夕方、敕勒川乳業開発区におけるリチウム電池生産プロジェクトへの投資を発表しました。このプロジェクトは2期に分けて建設予定で、第一期は年間生産量が10GWhのリチウム電池プロジェクトとなります。投資額は600億元を見込み、2023年7月に工事開始、2024年末には完成して生産を開始する予定です。
【中国エネルギー建設の3.5GWh蓄電システム一括調達に、21社が最終候補に】
中国エネルギー建設が2023年度のリン酸鉄リチウム電池蓄電システムの一括調達を開始しました。この調達は3部門に分けられ、総調達量は3.5GWhとなっており、全国各地にプロジェクトが展開されています。21社の蓄電池企業が最終候補に残っております。
【深セン市蓄電産業知識財産権連盟が設立される】
深セン市において、蓄電産業知識財産権連盟が正式に設立されました。この連盟は、BYD株式会社、欣旺達電子株式会社、深セン市標準技術研究院などが牽引し、初期メンバーには大型蓄電統合製造、携帯型蓄電、リン酸鉄リチウム電池、車両緊急起動電源などの領域の企業が含まれています。
【甘粛金昌の蓄電電池プロジェクトが第二段階に突入】
7月19日、甘粛金昌における2.5GWhリン酸鉄リチウム電池及び蓄電設備製造プロジェクトが第二段階に進みました。プロジェクト総投資は約129.943億元で、2段階に分けて建設されます。現在、第一段階の標準化工場の改修が完了し、第二段階のプロジェクトは基礎建設段階に入りました。
【天齊リチウム業、生産がフル稼働状態に】
天齊リチウム業は7月21日、投資家との対話プラットフォームにて、全ての生産拠点が正常に稼働し、業務が安定していることを発表しました。生産はフル稼働状態にあり、原料と製品は共に適正在庫水準を保っております。
【科力遠、雲母からのリチウム抽出技術に画期的な進歩を発表】
科力遠は直近での投資家からのインタビューに対し、新型の雲母からのリチウム抽出工程技術は大量の尾鉱廃棄、含フッ素・含ガリウムの二次汚染、および高価金属資源の浪費という問題を解決できると述べました。この技術は電池リサイクルにも応用可能で、現在は中規模のテスト段階に入っています。
【格林美が36億元投資でインドネシアにニッケル生産ラインを建設】
7月20日、格林美はインドネシアの赤土ニッケル鉱石を用いた新エネルギー用ニッケル原材料(ニッケル中間物)の生産ラインを建設する計画を発表しました。プロジェクトの総投資額は5億米ドル(約36億元)で、実施にあたっては格林美の全額出資子会社のCAHAYAとシンガポールの伟明(新加坡)国际控股有限公司、格林特(荆门)工程合伙企业、上海璞骁企业管理合伙企业(有限合伙)がインドネシアに合弁を設立し運営を実施するもので、中国名は「美明新能源材料有限公司」を予定している。
【テスラ、単結晶コバルトフリー電池を開発】
テスラは単結晶コバルトフリーリチウム電池の商用化を進行中です。これは車両のエネルギー密度を向上させ、生産コストを下げ、車両の航続距離を大幅に延ばすことが期待されています。テスラはこの新型電池を自社製品に先行導入し、将来的には他の電気自動車メーカーにも供給する可能性があります。
以上です。
🔳本アカウントについて
いつも仕事上お付き合いのあるお客様にリチウムイオン電池・新エネルギー関連の情報を適宜配信しているのですが特に世界で話題の分野なので興味をお持ちの方・リーチできていない方も沢山いるのではと思いNoteでも配信できればと思っております。始めたばかりなので、試行錯誤しながらですが良いコンテンツを配信できる様に努めてまいりますのでよろしくお願いします。
リチウムイオン電池業界の行く末に興味をお持ちの方、ビジネスで関わっている方、これから同分野を勉強したいという方に有益な情報となる様な配信をしていければと思います。よければ良いね!orRTで応援頂けると嬉しい限りです!!引き続き、よろしくお願い致します。
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