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【短編朗読】流星群
星が落ちてくる
そんなの予感がした
空をみると夕日と夜空が混ざっていた
今光っている星はその場所ではもう存在しない
そんな不思議と儚(はかな)さに
苛(さいな)まれながら自分の人生を
遡(さかのぼ)った
夕日が沈むと
待っていたかのように
星が降ってきた
そう
それは言葉のとおり
何百、何千という星達が降ってきた
その光景はなんとも言い難い
壮大な夜空だった
一万年に一度
地球に近づく流星群
この星達はどこへ行くのだろう
その旅路は果てしなく
この宇宙(そら)にどこまでも続いている