早慶戦&早明戦の秘話
今回は2019年度の早慶戦、早明戦を振り返ります。
試合後の感想を4years.さんの方で日記として書かせていただいているので、まず先にそちらを読んでいただければ嬉しいです!
■早慶戦
今年は第96回を迎える早慶戦。
毎年11月23日に行われる早慶戦ですが、その理由は晴れの特異日だから。
かなり面白い内容なので見てみてください。
一言で晴れる日だからその日に試合をしてしまおうとのことです。
10年に1回雨が降るかどうかという確率の中、2019年度の第96回早慶戦は雨の中行われました。
SOとしてもそうなのですが、雨の日はかなり苦戦します。
その理由は雨に慣れていないからです。
雨を想定して練習はしますが、実際に雨の中で試合をするイメージをしながら日々練習しているチームは少ないと思います。
それに伴い、雨となるとどうしてもハンドリングエラーが起きてしまいます。
これは意識していても絶対に不可避なことです。
ミスはつきものなスポーツなので、この事後処理が大切になります。
その方法を日々考えて練習しましょう。
雨の試合という予報の中でしたが、試合中はあまり雨に悩むことなく試合を進めることができました。
17-10
80分最後までどちらが勝つかわからない展開でした。
この次の記事にあるように最後の場面でSOとあるまじき判断ミをしてしまいました。
その裏側をお伝えしようと思います。
このシーン以外にも僕のトライシーンでの賛否両論がありますが、そこはここでは割愛させていただきます。
あくまで秘話の部分を紹介します。
〇味方に騙された
最後ドロップゴールを狙いました。
その理由はアドバンテージがあったと思ったから。
この部分には誤りがないのですが、もう少し補足します。
なぜ、アドバンテージがあると思たのかが今回は特殊でした。
それは、味方を信じたからです。
僕自身の目線としてはモールしか見ていませんでした。
崩れた瞬間何をすればよいか考えまくりました。
そんな中、周囲から「アドバンテージあるぞ!!!!!」という声が聞こえきました。
それも1人からではなく10人を超える人からの声が僕の耳には聞こえました。
振り返りとしては自分自身の目でレフリーを見ればよかったのですが、そんな暇もなく次への行動をしていました。
見方もだましたつもりは絶対にありませんが、僕としては初めてのできごとだったので本当にその時は戸惑いました。
これぞまさにラグビーとも振り返ることが出来ます。
早慶戦だからこそのプレーだったでしょう。
勝ってよい反省ができているのでとても不幸中の幸いです。
■早明戦
36-7
完敗
圧倒的にたたきのめされた。
そんな気分です。
試合直後に感じたことを書いていただいています。
よければ読んでください。
試合後の監督からの言葉にもありましたが、この試合はSOとして、チームを勝たせることができなかった。
それにつきます。
チームが劣性にある時こそ、そのピンチを救う方法を考えるのが司令塔の役目でもあります。
本当に自分の力不足を思い知らされました。
試合後、明治選手から
「0点が良かったな」
の一言が耳に刺さりました。
80分間一生懸命戦いました。
それは両チームそうでしょう。
ですが、試合後にはこれほどまでに感じることに差があるのです。
おそらく全く歯が立たなかったわけではないでしょうし、早稲田にもよかった部分はたくさんあると思います。
ですが、すべてが否定させました。
この差は決して埋められないものではないと確信しています。
これまで1年間積み上げてきた自信はもうありません。
また一から。いや、ゼロからのスタートです。
人生で挫折を味わうタイミングは絶対に来ると思います。
我々早稲田大学ラグビー蹴球部においてはこの早明戦がそうでした。
【For One】
今年のスローガンです。
複数意味合いが存在するのですが、一つ紹介します。
このOneには日本一という意味合いがあります。
その大学日本一のために各々ができることをする。
という意味合いが込められています。
今こそ、本当に自分たちは大学日本一にふさわしいチームなのか?
自分はそのメンバーに値するのか?
を問い続け、自分自身にできること、しなければいけないことを追い求めていきます。
■最後に
早明戦を終え、大学選手権のトーナメントが決まりました。
大学選手権優勝まで、あと3つ。
大学生としてできる試合が最大で3試合。
もちろん、決勝で明治にリベンジする。
します。
ですが、目の前の相手から目を背けてはいけない。
こういう時だからこそ、目の前から一歩ずつでしょう。
12月21日の日本大学対京都産業大学の勝者との試合に向けて最大の準備をします。
最後になりますが、いつも応援してくださるファンの皆様、本当にありがとうございます。
今年の早明戦も超満員で2万3千人を超える方々に秩父宮ラグビー場に来ていただきました。
1年生の頃は会場が紫色で本当に悲しかったことを覚えています。
今年は明治ファンにもまけないくらい早稲田ファンの方に来ていただき、会場にも臙脂の色があり試合前はワクワクしていました。
もっとたくさんの人に大学ラグビーも楽しいと思っていただけるよう、そして魅力と感動を届けられるよう頑張ります。
また、SNS等でいいね!やリツイート、またたくさんのコメントをいただき本当にありがとうございます。
試合会場で、早稲田頑張れ!岸岡頑張れ!と声をかけていただき本当に力になっています。
結果で恩返しします。