![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/42912816/rectangle_large_type_2_e697949691aefdc9faf905e7aa137df3.jpg?width=1200)
第57回大学選手権決勝~Review~
こんにちは!自称ラグビー短編小説家の岸岡智樹です!
今回はタイトル通り、第57回全国大学ラグビーフットボール選手権大会の決勝戦を解説していきます!!
今大会の決勝のカードは「天理大学」と「早稲田大学」でした。
前回大会の準決勝で相見えているこのカードですが、その時は52対14で早稲田大学が完勝する結果になりました。
そんな両チームが翌年の決勝で激突していること、そのスコアは28対55ということで、完全にやり返した形のように僕は思いました。
試合前日にこの試合を僕の頭の中で1試合丸ごとシュミレーションを行いました👇
かなり分量は多いですが、ラグビー偏差値工場のきっかけが落ちています。
是非読んでみてください!!
大学ラグビーの予想記事を3つ書きましたが、今日試合以降どこからのタイミングで全て有料にしたいと思います。
— 岸岡 智樹/KISHIOKA TOMOKI (@Rug10cham) January 11, 2021
読み忘れたという方はぜひ早めに読んでください🙇♂️
⚠️本文の無断転載、スクショによるSNS等への投稿はいかなる理由であろうとご遠慮ください。 https://t.co/e8g0eSXr3j
こちらのツイートにあるように、予想記事に関しては後日有料公開にしますので、今のうちに是非読むことがオススメです!!
〇試合解説
ではこの試合の振り返りを僕なりの解説のもと、行っていきます!
まずstand.fmという音声配信アプリにて試合の解説を行っていますので、こちらを先にチェックしていただければと思います!!
予想記事の中ではキックオフに関してかなり記述したので、初めのキックオフに関するプレーにはかなり注目していました。
そこでしたツイートがこちら!
キックオフ後天理のロングキックに対して早稲田FBの河瀬くんはランを選択。
— 岸岡 智樹/KISHIOKA TOMOKI (@Rug10cham) January 11, 2021
あの位置だと蹴り返し(ロングorハイパント)の選択肢もあったはず。
これが試合ならどう影響するのだろう、、、
またこの試合のメンバー発表を見てコメントしていた12番平井選手のタックルの見せ所が開始早々にやってきました。
天理ボールの1stラインアウトからビックタックルはやはり平井選手!!!!
— 岸岡 智樹/KISHIOKA TOMOKI (@Rug10cham) January 11, 2021
まず試合が動いたのは3分のことでした。
この日4トライを挙げた天理12番の市川選手が先制トライを挙げます。
ここから勢いに乗った天理は前半10分4番のアシぺリ選手が早稲田DF4人を引きずりながらインゴールにボールグラウンディング。
天理2本目のトライシーン
— 岸岡 智樹/KISHIOKA TOMOKI (@Rug10cham) January 11, 2021
4番アシペリくんがボールを拾い上げて4人ほど吹き飛ばしトライ。
花園で暴れていた京都成章の4番本橋くんが準決勝東福岡戦で見せたトライと瓜二つ。
こんなツイートもしてしまったのですが、4番というロックのポジションに求められていることはラインアウトなどの空中戦だけでなく、攻撃のきっかけを作る役割も任されているのかもしれません。
そのまま天理ムードで試合が展開していくのかな?
と思ったのですが、前回王者も黙ってはいませんでした。
しっかりと天理DFを分析し、逆目に移動した中でアングルチェンジするプレーでDFの裏にでる。
最後はPR小林選手がグラウンディング。
前半19分反撃の狼煙を上げる早稲田のトライは3番小林選手!
— 岸岡 智樹/KISHIOKA TOMOKI (@Rug10cham) January 11, 2021
早稲田はFWがピストンするような形で両サイドを攻め、BKが相手DFの立ち位置を見定め移動攻撃。
アングルを変えたプレーに対してクロスでアングルチェンジ。
天理DFが翻弄された瞬間。
前半の半分を終えたタイミングで14-7
両チームはこの点差を展開をどのように感じていたのでしょうか。
25分天理はプレッシャーをかけ、反則をもらうとPGを選択。
10番松永くんが落ち着いて決め、17-7とします。
そこから市川劇場が幕を挙げます。
31分と前半終了間際の41分にトライを挙げます。
かと思いきや、そのあとのスクラムでDFを2人引き付けて空いたところに味方を活かすパスを出す。
— 岸岡 智樹/KISHIOKA TOMOKI (@Rug10cham) January 11, 2021
ランだけでなく、パス、キックとできるようになった彼が活躍するのはごく当たり前のことのよう。 https://t.co/n4OVmjRKzE
このツイートは市川くんも3本目のトライのシーンなのですが、その過程の13番フィフィタ君のプレーは圧巻でした。
このトライで前半を29-7で折り返します。
僕の予想記事の中でも天理がリードして折り返すことを想定していましたが、ここまで一方的な前半になるとはだれも思っていなかったと思います。
後半は開始早々天理が牙を剥きます。
早稲田ゴール前5mのスクラムで天理がプッシュすると、インゴールにこぼれたボールを9番藤原くんが抑え込み突き放しにかかります。
その後早稲田は自陣でも果敢に攻めます。
それを待っていたハイエナの様に今日大活躍の市川君がインターセプトを狙います。
会場が思わず息をのむ瞬間でしたが、オフサイドの反則をレフリーは見ていました。
市川くん幻の4トライ目。#すごいの一言
— 岸岡 智樹/KISHIOKA TOMOKI (@Rug10cham) January 11, 2021
その後、早稲田FB河瀬くんのトライで早稲田が息を吹き返すように見えました。
こんなにも河瀬のトライは凄いのに、その凄さがもみ消されてしまっている決勝のレベルの高さはすごい。
— 岸岡 智樹/KISHIOKA TOMOKI (@Rug10cham) January 11, 2021
ですが、会場はすでに天理ムードでした。
幻かに見えた市川君の4トライ目が現実に。
13番フィフィタ君からのオフロードにしっかりと反応し、トライ。
4本目が幻かと思いきやしっかりと取ってくるあたり、運とは言えない。
— 岸岡 智樹/KISHIOKA TOMOKI (@Rug10cham) January 11, 2021
にしても12.13を逆に13.12で配置することも面白いし、トレンドになる可能性はある気がする!
後半24分には勝利を確実に手繰り寄せる4番アシぺリ選手のトライ。
このトライの瞬間も9番藤原くんの球捌きは冴えていました。
9番藤原くんはいつになったらペースダウンするんだ?
— 岸岡 智樹/KISHIOKA TOMOKI (@Rug10cham) January 11, 2021
思わずツイートしてしまうほどでした!
この時点で48-14の34点差。
残り時間を考えると、勝利を確信できる時間と点差です。
このタイミングで早稲田はSHの選手を交代します。
小西 ⇨ 河村
この交代がはまったのか交代直後、3番小林くんが抜け出し、サポートしていた河村君がトライ!
それでも天理は最後までトライを狙い続けます。
33分には天理15番江本くんがトライ。
試合終了間際の40分には早稲田22番伊藤くんがトライ。
最後は早稲田が展開しますが、天理がターンオーバーをし、ボールをメインスタンドに蹴り込みNo Sideのホイッスル。
試合終了
天理 55-28 早稲田
ということで57回の歴史のある中で、天理大学は史上最多得点で初優勝に輝きました。
〇感想
冒頭にもありますが、前回大会で早稲田と天理が激突した準決勝と全く逆の展開になりました。
試合をリアルタイムでは見れませんでしたが、なるべく早く追いかけてみたあとに、感想をツイートしたものになります👇
天理 55-28 早稲田
— 岸岡 智樹/KISHIOKA TOMOKI (@Rug10cham) January 11, 2021
80分に及ぶ凄まじい猛攻の連続。
画面越しの人間にも天理の基礎スキルの高さと、優勝への熱い心が伝わってきました。
いろんな場面でいろんな意味で、才能ではなく努力の積み重ねの可能性を示してくれた天理大学ラグビー。
おめでとうございます。#大学ラグビー応援#観戦レポート
stand.fmの最後にも話をしているのですが、天理大学は8月にラグビー部員複数名がコロナウィルスに感染していることがわかり、練習等の活動を中止していました。
そんな中、選手の個人SNSには「必ず帰ってきます!」という言葉を多く見ました。
天理市長の言葉も印象的です。
そこから関西リーグを勝ち抜き、この決勝に駒を進め、最高の舞台で最高のパフォーマンスをした天理大学ラグビー部は本当に素晴らしいチームだと思います。
試合後天理キャプテンの松岡くんが話した内容が本当に全てを物語っているようでした。
今大会が無事に開催され決勝戦も行われたことを本当に嬉しく思います。
関係者の方々本当にありがとうございました。
また、たくさんの応援を届けてくださった方々本当にありがとうございました。
1月16日からはトップリーグが開幕します。
高校・大学ラグビーと無事幕を閉じましたが、次は自分の番になるので頑張ります!!
有料部分になる前にヘッダー画像について
こちらの画像は大学選手権が閉幕するということをイメージしています。
天理ラグビーと早稲田ラグビーのチームマークを中心に外側にあるのは大学選手権に駒を進めたチームのエンブレムです。
この決勝に進んだ両校の他にも優勝を目指した大学生ラガーマン全員の想いを込めたいと思いを詰め込みました。
日本大学、京都産業大学、明治大学、東海大学、筑波大学、福岡工業大学(上段左から)
帝京大学、流通経済大学、同志社大学、八戸学院大学、慶應義塾大学、朝日大学(下段左から)
トーナメント表です。
この画像は福田さんにお願いして作っていただきました。
Instagramはこちら
これで4年生のシーズンは終わります。
今年は本当にイレギュラーなシーズンだったと思います。
ですが、本当に素晴らしい試合を魅せてくれました。
更なる活躍を期待しています!
3年生以下は来年に向けて再出発していくと思いますが、勝ったチームも負けたチームも現状に満足することなく上を目指し続けてください!
ここから先は
¥ 300
いつも読んでいただきありがとうございます。 一人でも多くの方に読んでいただき、ラグビーをより楽しんでいただけるようこれから頑張っていきます。 コメントお待ちしています!! よければスキもお願いします。