「人のためにすることは結局、巡り巡って自分のためにもなっているものだし」(6月エッセイ①)
仕事が最近うまくいっていなかった。職場の雰囲気も最悪で、誰も助けてくれなかった。というか、俺が「助けてください!」と言えなかった。全てを自分1人で抱え込み、事が大きくなって、どんどん巨大化していくモンスターを目の当たりにしたときのように「もう無理だ……」という状態になってしまった。いつもそうだ。
絶望の淵まで追い込まれていたとき、転機が訪れた。詳しいことは説明できないが、今は大丈夫だ。本当に苦しいとき、誰かが助けてくれる。当たり前ではないけど、鬼滅の刃で炭治郎が「人のた