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シーシャ小話② 〜煙の質を良くする〜

※シーシャはたばこの一種です。喫煙は20歳から。

皆様いかがお過ごしでしょうか。チルしてますか?
前回の記事で、シーシャで酸欠になるのは煙の質が悪いからというお話をしました。今回はその続きです。
なぜ煙の質が悪くなるのか、そしてどうすれば煙の質を良くできるのか解説していきます。



自己紹介

六本木にあるシーシャバー、B-Side Shisha Bar店主のSoheiです。「シーシャは誰でも美味しく作れる」をモットーに、シンプルで再現性の高いシーシャのレシピを日々模索しています。
欧米のシーシャ文化に基づいたシーシャの作り方や機材・フレーバーのレビュー、シーシャに関する豆知識なんかを発信していくのでよろしければフォローをお願いします。


結論

質の悪い、すなわち、一酸化炭素の多い煙が発生するのは、炭を通過した熱風をそのまま吸っていることが原因です。空気の流れを考慮し、熱風の大半がフレーバーを通過してから体に入るようにすれば煙の質は自ずと良くなります。
次以降の章では具体的にどのような場合に煙の質が悪くなるのか解説していきます。シーシャで頭痛が生じたことのある方は参考にしてみてください。

前提として、私が以前書いたシーシャの作り方の記事は既に読まれているものとして解説します。まだお読みでない方は先にご覧ください。


煙の質が悪くなるパターン

フレーバーがスカスカ

これはストレートボウルでシーシャを作るときにやってしまいがちな間違いです。ストレートボウルはフレーバーをフワっと盛り付けるのが基本ですが、ボウルの底が見えるくらいの極端なフワ盛りは煙の質を下げる一因になります。さらに味も薄く、少し火力を上げただけで焦げた味になります。
フレーバーに空気を含めた状態を維持したまま、ボウル全体にフレーバーを敷き詰めましょう。

高さが足りていない

ファンネルボウルでやってしまいがちな間違いです。HMDやアルミホイルにフレーバーが触れてしまうことを恐れてフレーバーを低く盛り付けすぎた結果、一酸化炭素の多い煙になってしまいます。

※画力の限界

分かりやすくするために、ファンネルボウルの断面を図解しました。ウルトラクソ分かりやすいですね。
熱風は矢印のように通過します(それ以外も当然ありますが、矢印のような通路は基本的に発生します)。その通り道にフレーバーがないと、炭を通過した熱風をそのまま吸うことになってしまいます。
フレーバーは最低でも中央の穴の高さよりは高く盛り付けたいところです。ファンネルボウルで作るときはむしろHMDやアルミホイルに当てるくらいが丁度いいと思います。

また、写真のような盛り方だと、高さが足りない上に密度も足りていないため、味も薄く焦げやすく質の悪い煙になってしまいます。Density Levelを理解して適切な密度で盛り付けましょう。

ドーナツ盛り

高さも密度も確保するためにこのような盛り方をする方をよく見ますが、これもあまりおすすめできません。前項で解説したファンネルボウルの、中央の穴が低くなったバージョンだと思ってください。熱風が素通りします。
この作り方はやり方次第で化けるのですが、マニアックなのでここでは触れません。

漢の爆煙シーシャ

手は洗ってください。


煙の質を改善しよう

ここまで、煙の質が悪くなる主なパターンを紹介しました。これ以外にもパターンはありますが、基本的にどこかにフレーバーを通らない熱風の抜け道が存在します。それを理解してあとは各自改良してみてください。
日本のシーシャクオリティが向上する一助となれば幸いです。


最後に

いかがでしたか?

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