Kaloud Lotusの乳首について考えよう
※シーシャはたばこの一種です。喫煙は20歳から。
皆様いかがお過ごしでしょうか。チルしてますか?
日本には八百万もの神がいるとされていますが、全ての日本人の乳首にそれぞれ神が宿るとすればその数は2億を優に超えます。2つの神を体に宿すSoheiです。
はじめに
Kaloud Lotusには8つの乳首があります。底面の突起ですね。猫と同じ個数です。
たまにその突起をわざわざ削って取り除いている人を見かけます。そこで問いたい。そもそもこの突起はなんのために付いているのか?不必要なものならば最初から付けなければいいのでは?
結論
Kaloud Lotusの突起はなんのために付いているのか。それは、タバコとHMDを軽く触れさせて煙の質を上げるためです。
よく誤解している人がいますが、タバコがアルミホイルやHMDに触れたところで焦げるなんてことはありません。迷信を広める前にまず自分で試しましょうね。
なぜ煙の質が良くなるかというと、炭を通過した熱風の大半がタバコを通過してから口に入るようになるからです。詳しくは以前に記事を書いているのでそちらを読んでください。
ただこれはファンネルボウルに限った話で、ストレートボウルを用いる場合はむしろこの突起が邪魔となる場合があります。
ボウル全体を温めたいのに、突起が触れている分上層が過度に温まってしまい、熱ムラが発生したりします。
そういう場合はKaloudの突起を削り取ってしまっても構わないとは思うのですが、労力に見合わなくね?それなら最初から突起が付いていないストレートボウル特化型のHMDを買えばよくね?
シーシャ流行の最先端をいく国ロシアでは様々なHMDが発売されています。その大半は突起が付いていません。手持ちの全種類を紹介するのは次回以降の記事に回すとして、今回はその中の一つ、Blade HotterをKaloudと比較しつつ紹介しようかなと思います。
Blade Hotterとは
シーシャパイプでお馴染みBladeが手掛けるHMD、Blade Hotter。ブランドのWebサイトを見ましたが商品ページが見当たりませんでした。やる気ないのかな?とりあえず公式Instagramから紹介文を引用します。
なに言ってるか分かりませんね。翻訳しましょう。
なんか色々言ってますが、使用感としてはKaloudと大差ありません。ただ様々な面でストレートボウルでの使用、さらに言えばロシアンスタイルでの使用に特化しているHMDだと言えます。次章で詳しく見ていきましょう。
Blade HotterとKaloud Lotusの違い
突起がない
ロシア製のHMD大半に当てはまることです。ファンネルボウルに使用する場合は煙の質を損なわないために若干オーバーパック気味に詰めないといけないのでその点はKaloudの汎用性に軍配が上がりますが、専らストレートボウルに使用するなら全く問題ありません。
突起がない代わりに底面にリングが付いていますが、これはボウルとのフィット性を高めるためのものです。リングがボウルの内側に収まるように置けば、エアフローがボウルの内側に来るようになります。HMDが滑り落ちるような事態は回避できるでしょう、知らんけど。
あと突起がない方が圧倒的に手入れが楽です。多少タバコがこびり付いても金属タワシで簡単に取れます。
蓋がない
Kaloud Lotusには火力調整用の蓋が付属しています。使ったことはありません。それは別に構わないのですが、蓋を回転させるためにHMD内部に3箇所のツメがあります。これが厄介者で、ここに炭を触れさせると瞬く間に鎮火します。
その点蓋のないBlade Hotterには当然ツメもないので、細かいことは考えずに炭を置けるわけです。
内部の突起
Kaloud Lotusの内部底面には、炭の鎮火を防ぐための突起があります。それは嬉しいのですが、その配置……。3箇所に炭を置くように設計されているので内側に2つ大きい炭を置くロシアンスタイルとの相性が悪い。内側に1つ、エッジに2つ炭を置くような配置(ミッキーマウスと呼ぶらしい)をする際もKaloud Lotusだとど真ん中に炭を置くには慣れが必要です。
Blade Hotterはその点潔く、真円状の浅い突起が3周あるのみです。炭の配置がすごくやりやすい。何度も使用していますが、突起の浅さのせいで炭が鎮火するということは今のところ起きていません。むしろKaloudの方が鎮火しやすいかも。ブラックだからかな。
耐久性
Kaloud Lotusの底面は3箇所でネジ止めされています。これが緩むので定期的に締め直さなくてはならず、結構面倒くさい。
その点Blade Hotterは一体構造なので緩むようなネジはひとつもありません。表面のコーティングもかなり優秀だと感じます。毎回使用後にタワシでこすり洗いをしていますが、底面にタワシによる擦り傷は付くものの側面は概ね購入時のままの姿を保ってくれています。
価格
なんだかんだで最も重要な価格。最近のKaloudはブランド化してしまって高いですよね……。Kaloud Lotus I+は現地価格59.99ドル、1万円近い価格です。
それに対してBlade Hotterは現地価格1,316ルーブル、日本円でおおよそ3,000円弱くらいです。当然中華製レプリカHMDと比較すると高価ですが、正規品がこの値段で買えると思えば非常に求めやすい。中華製は成分に何使ってるのか不明瞭なので、買うのは自由だけど自己責任で使おうね。
まとめ
Kaloud Lotusはその信頼性と汎用性から依然素晴らしい製品であることは疑いようのない事実ですが、若干の使いづらさを感じてしまうのもまた事実。ファンネルボウルでの使用ならKaloud Lotusが最適解であるものの、ロシアンスタイルならBlade Hotterの方が優れているなというのが個人的な感想です。
Blade Hotterをおすすめする人
専らストレートボウルしか使わない人
ボウルによってHMDを使い分けたいオタク
25mmまたは26mmキューブを使う人
炭の配置で細かいこと考えたくない人
安価で高品質なHMDを買いたい人
ファンネルボウルにアルミホイル張ってBlade?まぁ好きにしなさい。
今回紹介したBlade Hotter、NEWEMOさんで買えます。以下のリンクから購入したところで僕にはアフィリエイトお小遣いは一円も入らないので安心してご購入ください。
最後に
いかがでしたか?