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Cosmo Bowlは素焼きじゃないよという話
※シーシャはたばこの一種です。喫煙は20歳から。
皆様いかがお過ごしでしょうか。チルしてますか?
一時期はSolarisが流行っていましたが最近はCosmoを使っているお店も多いように見えます。安価でありながらどのフレーバーとも基本的に相性が良く、安定して使いやすいボウルですよね。Cosmo愛用者でありながら最近輸入したSweet Bowlもいいなと揺れているSoheiです。
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今回はCosmo Bowlに代表される陶器の加工方法「ミルクバーン」について解説しようと思います。
Cosmo Bowlとは
Cosmo Bowlについてはもう説明不要ですね、世界で最も流行っていると言っても過言ではないボウルのブランドです。
Cosmoが流行る前はUPGが一般的でした。2年以上前からロシアのシーシャ文化に触れている方なら見覚えがあると思います。
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UPGも非常に使いやすいボウルだったのですが、そこに台頭してきたのがCosmo。UPGと同じくらい安価で、UPGより使い勝手が良かった。そりゃみんな買うよね。
では具体的に何が違ったのかというと、素材や形、色々あるのですが最も異なるのが加工方法。UPGは素焼きですが、Cosmoは「ミルクバーン」という加工方法で作られています。
ミルクバーンとは
ロシア語ではмолочение、英語ではmilk firing/milkingなどと言われる陶器の伝統的な加工方法です。適切な和訳が見当たらないため「ミルクバーン」と名付けましょうか。参考までにロシア語のWikipediaを貼っておくので気になる人は読んでみてください。
簡単に言うと焼成した陶器を牛乳に漬けて、低温で焼いてを繰り返して耐水性を上げる手法です。この手法で作られた陶器はブラウンから黒色に仕上がります。素焼きに近いザラザラとした手触りで、なおかつ耐水性がありシロップが浸透しにくくなっています。
ミルクバーンで作られたボウルって意外とたくさんあって、思いつく範囲でもOblako Basic、Fox、Voskurimsya、Japona、Serpとか、Solarisの一部モデルもミルクバーンです。
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ミルクバーン vs 素焼き
素焼きのボウルはシロップを吸ってしまうため、最初の数回は満足の行く喫煙体験ができません。しかし数回吸って「育って」しまえば耐久性も向上し、使い勝手が向上します。
ミルクバーンのボウルは、はじめから「育った」状態で素焼きのボウルを使うイメージに近いです。熱伝導とかの性能の違いは、ほぼ感じないかな?コーティング云々よりは陶器の素材に依存する印象。詳しいことは、各自調べてください。
ミルクバーン vs 釉薬
釉薬でコーティングされたボウルは最も耐水性に優れます。ただまぁ実用上はミルクバーンでも困りません。熱伝導は釉薬のほうが若干いい気がしますが、よく知らんので各自調べてね。ファンネルボウルの場合はタバコがボウル内で滑ってくれる方が詰めやすい気がするけど、好みで選ぶと良い。
ただ釉薬の最大の欠点が、何度も使用しているとコーティングがひび割れてしまうこと。こうなるとボウルがシロップを吸ってしまうようになり、使い勝手が若干低下します。ミルクバーンのボウルも100回程度使用すると寿命を迎えますが、耐久性には釉薬のものより優れていると言えるでしょう。
まとめ
要は何が言いたいかというと、「Cosmo買った!素焼きだ!ダブルアップルで育てよう!」とかやるくらいならAliExpressで素焼きターキッシュボウル買ったほうがいいよ。
最後に
いかがでしたか?