リハビリ施設、フィクショナル劇場化へのクリエイティブ実例2
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単行本を出版する、という大ウソつきの〝矢立屋〟直次郎でござんす。皆様ご存じの通り、矢立屋とは江戸時代の瓦版の書き屋、つまり、聞やライターであります。
リハビリ施設の利用者の人生をモデルにして、それぞれにふさわしい歌を背景とした物語をクリエイトすることで、日常を劇場化する試みを想定しているが、さて、どこまで成果を上げられるでしょうか。
今回は、リハビリ施設に多い50代後半から80代までの身体不自由なご高齢男女に焦点を当て、大型イベント「単行本の」装丁の「モデル募集」としました。大嘘つきのこんこんチキであります。
デイサービスの利用者の方々、昭和17年から30年生まれまでの方々、とりわけ、ご婦人方は、歌謡曲・演歌の曲名を聞き、懐かしむと同時に、羞恥の声を上げながらも〝私の生きた時代〟を、〝心のバク転〟を通して、喩として非日常空間を愉しめる、しなやかさを心身性としてお持ちだと思われました。男は堪えているのか、口数の少ない人が多く、その中で興味を強く抱いてくださったのが、詩吟を趣味としているSさんでした。繊細かつ大胆な感性をお持ちでした。ありがたい存在でした。
上記キャプションで述べたことは、男と女が、背負わされてきた役割、社会規範の差異により生じたものでしょう。
※書名、曲名等はあくまで空想フィクショナルで、下書き段階のものです。
仮目次(例えば)
まえがき……………………………………………………………………………………………
『岸壁の母』………
『別れの一本杉』……………
『哀愁列車』………………………………
『潮来笠』…………………………………
『銀座の恋の物語』………
『知りたくないの』…………………………
『お嫁においで』………………
『あの素晴らしい愛をもう一度』……
『喝采』………………………………………
『なみだの操』…………………………………
『舟唄』…………………………………………………
『雪國』………………………………………………………
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