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運動鍼と要穴

運動鍼は疼痛や違和感のある患部に
刺鍼や施灸をして患部を動かすのは、
治療点は明らかです。

患部から遠隔に刺鍼をして
患部を動かす運動鍼の場合は
どこの経脈に治療をすれば良いのかは
経脈を診る気口九道脈診で診ます。

治療をする経脈は分かったが、
次はどの経穴に刺鍼をすれば??
になります。

その時に使うことが多くなるのが
主に肘下、膝下にある要穴になります。

学校では名前を必死に覚えた
思い出はありますが、
皆様は要穴は使い分けていますか??

運動鍼では反応のある経脈に必ず刺鍼する要穴は
原穴になります。原気が多く集まっている所で、
経脈に異常が生じれば反応が
現れやすい所になります。

直接、原穴の反応を触診で診る
原穴診もあるので、
経脈の異常がある時には
原穴に反応が現れやすいです。

他の要穴では絡穴。

絡穴は本経が他経と連絡している所。
表裏する経を同時に治療する作用があります。

例えば肩関節の前方に痛みがある。

経脈の走行では手陽明大腸経だが、
気口九道脈診で検脈をすると、
手陽明大腸経と手太陰肺経の両経に
反応があります。

運動鍼からすると
手太陰肺経の太淵と
手陽明大腸経の合谷を
刺鍼しますが、
両経を連絡している列缺に
刺鍼をしても治療をすることが出来ます。

十二経脈の走行、原穴、絡穴の
名前、場所は必ず覚えて下さいね。

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