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【 ネ タ バ レ 】【ライブメモ】tacica TOUR 2022 "singularity" at 2022.07.30 札幌 cube garden

tacica TOUR 2022 "singularity"
2022年7月30日(土)@札幌cube garden
開場16:45/開演17:30
当日券あり。

サポートミュージシャン
Drum : 中畑大樹

〈tacica TOUR 2022 "singularity"〉ツアー日程
01. 2022年7月10日(日)柏PALOOZA
02. 2022年7月16日(土)仙台 MACANA
03. 2022年7月30日(土)札幌 cube garden
04. 2022年8月6日(土)大阪 umeda TRAD
05. 2022年8月7日(日)名古屋 Electric Lady Land
06. 2022年8月20日(土)渋谷 クラブクアトロ

会場周辺について

tacicaのライブを札幌で見るのは今回が初めて。念願を叶えてしまった。行けるときに行かないと。北海道は仕事で何度か来たことがあったものの、観光ではほぼ初めて。あらかじめ観光スポットを調べておけばいいのに、前日夜までまったく何も調べずにいてしまった。

羽田空港から新千歳空港まで90分ほど。そこから札幌市街地まではJR快速エアポートで40分くらい。1車両だけ指定席で、他は自由席。

札幌は京都みたいにマス目状に街がつくられていて、町名も方角と数字という馴染みのない感じ。有名な時計台やテレビ塔までは徒歩で15分ほど。路面電車も走っている。空港に到着したときは過ごしやすい気候だったけれど、札幌に着く頃には陽射しが強くなっていて普通に真夏だった。東京と変わらず暑い!と思ったけど、帰ってきて思うのはやっぱり湿度が違ったと思う。札幌のほうが幾分、マシだった。

会場のcube gardenは札幌中心地の繁華街から少し離れた一画にあり、近くにサッポロビール工場の跡地の施設「サッポロファクトリー」があった。

開場時間前に整理番号を呼んで整列したものの、入場時には番号を呼び上げることはせず、その列のまま順次入場となったのにはモヤっとしてしまった。開場時間までにゆとりを持って行ったほうが良さそう。

検温、セルフもぎり、手消毒。ドリンク代600円。

会場には椅子が準備されていたけど、公演中はスタンドOKとのこと。椅子がめちゃめちゃ有り難いお年頃。椅子があったことに加えてフロアが絨毯だったこともあってか、小ぶりなホールといった雰囲気で、ライブハウスにしては綺麗な印象だった。

以下、ネタバレ。










セットリスト ※ネタバレ

01. Dignity(2022年『singularity』)
02. 冒険衝動(2020年Sg)
03. BROWN(2022年『singularity』)
04. 群青(2017年miniAL『新しい森』)
05. 掟と礎(2011年AL『sheeptown ALASCA』)
06. space folk(2022年『singularity』)
07. デッドエンド(2022年『singularity』)
08.クローバー(2007年 miniAL『Human Orchestra』)
09. アロン(2022年『singularity』)
10. 某鬣犬(2009年 AL『jacaranda』)
11. GLOW(2022年『singularity』)
12. バク(2008年AL『parallel park』)
13. アシュレー(2007年 miniAL『Human Orchestra』)
14. ねじろ(2021年配信)
15. 人間賛歌(2022年『singularity』)

en01) ダンス(2022年『singularity』)
en02)人鳥哀歌(2009年 『人鳥哀歌e.p.』)★

アンコールラストが変更(柏はアースコード、仙台はHERO)。それ以外は同じ。

感想など

猪狩さんはニールヤングの黒Tシャツ、黒のリネンパンツ、白のコンバース。小西さんは、グレーと白のキャップ、黒のTシャツ、デニム、ブーツ。

17:30に始まり、19:08に終了。今回も終演後に猪狩さんが物販に立っていた。

ピアノのイントロで登場し、そのままシームレスにDignityが始まるのが最高すぎる。冒険衝動で、猪狩さんがとても楽しそうに演奏していた。ここのところ、掟と礎が好きになりつつある。

デッドエンドは始まる前にいつも緊張してしまう。歌い出しが好きすぎる。そしてじっと聴き入るのが常。〈僕等 大人になればなるほど 上手く歩けなかったりするものさ〉に涙腺を刺激される。グッと涙を飲み込む。

アロンはほんとうにすごい。あの変拍子、何。意味がわからない。難解すぎる。すごい。

メンバーはライブ前日に札幌入り。空港と札幌をつなぐ電車で移動中、乗っていた電車が鹿と衝突して急ブレーキで停止。道民あるあるらしい。「dear deerとか言いながら轢いちゃってちょっと縁起わるいよねぇ」と猪狩さんが言っていて沸いた。

ここのところ感染が拡大していてイベントの中止が相次いでいるか、tacicaは一度も活動がストップしてないのは奇跡。もういつ誰が感染してしまっても仕方ない感じだから、もし感染しちゃってもお互いに責めるのはやめよう、と猪狩さん。

続けて、「我慢を強いられている日々がずっと続いているし、毎公演、今日が最後のつもりでやってる、個人的には」と猪狩さんが言うと、その直後に中畑さんが「小西くんもだよね?」と言うと、「そうですね。中畑さんもね?」「うんうん」って感じで。

GLOWが好きです。ただただ、好きなのです。そして、ねじろのスケール感よ。ドラムの祝祭感がすごい。聞き入ってしまう。

で、なににつけても、人間賛歌である。やっぱりすごい。自分と子、自分と親。そういう世代を超えたスケール感。コ ロ ナ禍だけじゃない、普遍性がある。アカペラのところは、何度観てもゾクゾクする。

ダンスも弾き語りで何度も聴いているはずなのに、聴くたびに好きになる。猪狩さんの声を堪能できるのがいい。

今回のツアーは、アンコールラストがシャッフル枠か。今日は人鳥哀歌。今のところ3公演とも異なっている。スピーカーの上にいたペンギンくんを猪狩さんが鷲掴み、ガッとステージの一番前に置いて始まった。曲の終盤、猪狩さんはペンギンくんを睨みつけるような視線を送っていた。かっこよ。

tacica結成の地でライブが見られること、人鳥哀歌を聴けたことにとても特別な感慨を抱いてしまった。欲をいえば、aranamiも聴きたかったけれど。

いつも思うけど、ライブは本当に一瞬。またぜひ訪れたい。

(おまけ)聖地巡礼と観光スポット

今後のためにメモです。

札幌周辺

  • らーめん 信玄 南6条店
    せっかく来たのだから名物を、そうだラーメンだ!と思ってグーグル先生に聞いてみたところ第1位だったからという理由だけで行ったのだけど、なんとtacicaのお二人からもよく話題に挙がっていたラーメン屋だったし、なんならライブ前日に3人で食べに行ったと公演後のインスタで報告されていた!図らずも聖地を巡礼したことになっていてめちゃめちゃ嬉しかった。
    14時頃到着し、40分ほど並んだ。メニューには地名が冠されていて、「信州(こくみそ)」チャーハンが看板メニューらしい。味噌の濃厚な味わいと、とろっとろのチャーシューがめちゃっちゃ美味かった!!!ラーメンとチャーハンを交互に食べる至福を味わい尽くした。並んだ甲斐があるというもの。tacicaのお二人は「水戸(こってり醤油)」一択らしい。夜中の1時まで営業しているとのことなので、ライブ後も行けそう。

  • 音楽処
    わりとよく話題に挙がるCDショップ。移転したらしく、ライブ前日にお祝いのお酒をtacicaのお二人で届けられたことがTwitterで報告されていた。会場のcube gardenからも近かったので、会場に行く前に寄ってみた。インストアイベントが行われる直前だったっぽく、忙しそうだったのでチラ見してすぐに退店した。

  • cafe LON
    15周年のときにグッズで出したドリップコーヒー「aranamiブレンド」でコラボしたお店。鹿の仔さんに教えてもらったのだけど、タイミング合わず行けず。次回は必ず訪問したい。
    ※食べログでは日曜もやっていると書いてあるものの、Googleでは休業とあり。

  • モエレ沼公園
    昔、tacicaが出演したローカルCMのロケ地であることを鹿の仔さんに教えてもらったので、とりあえず行ってみることにした。札幌から地下鉄を乗り継ぎ、バスで40分ほど。時間帯的に直通のバスがなく、手前で降ろされて、炎天下を20分ほど歩いた。しぬかと思った。tacica傘があってよかった。

    家族連れが多く、デイキャンプや水遊びが楽しめるよう。イサム・ノグチが設計したガラスのピラミッドがめちゃくちゃよかった。中から見ても不思議な造形で、楽しかった。照明の展示も美しかった。広大な敷地で、夏だと暑くて命の危険を感じるけど、それ以外であれば半日楽しめる施設だと思う。また行きたいと思える地。

tacicaアルキタCMのロケ地と同時に、AAA MUSIC!!!のMVロケ地でもあったことが発覚し、一人で衝撃を受けていた。この公園がちょうど2005年に完成したようなので、その時期に作られた映像作品では特に多く使われたんだろう。

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